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セルビア共和国のベオグラード国立劇場に対する一般文化無償資金協力について

平成19年6月28日

  1. 我が国政府は、セルビア共和国に対し、ベオグラード国立劇場視聴覚機材整備計画を実施するために(the project for the Improvement of Audio-Visual Equipment of National Theatre in Belgrade)、4,640万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月28日(木曜日)(現地時間、同日)、ベオグラードにおいて、我が方長井忠駐セルビア共和国大使と先方ミルコ・ツヴェトコヴィッチ財務大臣(Dr. Mirko CVETKOVIC, Minister of Finance, the Republic of Serbia)との間で行われた。
  2. 被供与機関であるベオグラード国立劇場は、1868年に設立され、同国首都の中心に位置し、同国の文化芸術活動の拠点として活動している。同劇場は、上演等の芸術活動のみならず、これを映像保存することにより芸術教育等にも活用してきている。

     同劇場は、これまで、自らの活動を拡充するべく、国内の他の劇場等文化施設との間で機材を借り受けるなどして、老朽化或いは所有していない機材を補完しつつ、活発な公演活動の実施に努めてきたが、それにも限度があり、特に今回の視聴覚機材については老朽化が進み効果的な公演活動に支障を来している。このため、今回、我が国政府に対して一般文化無償資金協力の要請があったものである。

  3. 今回の支援により、同劇場の公演水準の向上や活性化はもとより、日本側と同劇場との間で日本文化紹介事業等が更に活発に実施されることを通じて、セルビア国民の対日理解や親日感情の促進に繋がっていくことが期待される。
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