
トルコに対する一般文化無償資金協力について
平成19年6月28日
- 我が国政府は、トルコ共和国政府に対し、「カマン・カレホユック考古学博物館建設計画(the Project
for the Construction of Kaman-Kalehoyuk Archaeological Museum)」の実施に資することを目的として、4億3600万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が6月28日(木曜日)(現地時間、同日)、アンカラにおいて、我が方阿部 知之駐トルコ国大使と先方アイシェヌル・アルパスラン外務省海外広報文化局長(Ms.
Aysenur Alpasran, Director General for Overseas Promotion and Cultural
Affairs, Ministry of Foreign Affairs)との間で行われた。
- カマン・カレホユック遺跡は、首都アンカラの南東約100キロメートルに位置し、古来より東西と南北の文明交流の交差点であった地に位置している。同遺跡では、1985年より、日本の財団法人中近東文化センターによる発掘調査が行われており、多くの貴重な遺物が発見されている。
本遺跡の出土品は調査や保存のため、遺跡に近い施設に保管されることが望ましいとされているが、同遺跡付近には遺物を保管・展示する適当な施設がなく、同施設の整備が急務となっている。
このような状況の下、トルコ政府は、カマン・カレホユック遺跡付近に博物館を建設するための必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。