
モンゴル国のモンゴル自然史博物館に対する一般文化無償資金協力について
平成19年6月26日
- 我が国政府は、モンゴル国に対し、モンゴル自然史博物館展示及び視聴覚機材整備計画を実施するために(the project for the Improvement of Exhibitory and Audio-Visual Equipment of Natural History Museum of Mongolia)、4,050万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が6月26日(火曜日)現地時間同日付、ウランバートルにおいて、我が方 市橋 康吉 駐モンゴル国大使(Mr. Yasuyoshi ICHIHASHI, Ambassador of Japan to Mongolia)と先方 ニャマー・エンフボルド 外務大臣(Mr. Nyamaa ENKHBOLD, Minister for Foreign Affairs of Mongolia)との間で行われた。
- 被供与機関であるモンゴル自然史博物館は、同国において最も多い入場者数を誇るとともに日本人観光客の多くが訪れる博物館であるが、入館料を同国で最も廉価に抑え、児童の課外授業の受入等青少年育成教育活動に力を入れている。同博物館の展示ケースの大半は老朽化し、効率的な展示に支障を来している他、同博物館では研究発表に必要な視聴覚機材を有していないため、早急に導入する必要に迫られている。
このため、今回わが国に対して一般文化無償資金協力の要請があったものである。
- 今回の支援により、同博物館の展示水準の向上や研究活動の活性化はもとより、日本側と同博物館との間でこれまでにも行われてきた日本文化紹介事業などが更に活発に実施されることを通じて、モンゴル国民の対日理解や親日感情の促進に繋がっていくことが期待される。