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国立通信教育大学に対する一般文化無償資金協力について

平成19年6月23日

  1. 我が国政府は、コスタリカ共和国政府に対し、「国立通信教育大学印刷機材整備計画(the Project for the Improvement of Printing Equipment of the State University of Distance Learningel proyecto para el Mejoramiento de Equipos de Imprenta de la Universidad Estatal a Distancia)」の実施に資することを目的として、4,350万円を限度とする額の一般文化無償資金協力を行うこととし、このための書簡交換が6月23日(土曜日)(現地時間6月22日(金曜日))、サンホセにおいて、我が方鷲見 良彦駐コスタリカ共和国特命全権大使と先方ブルーノ・スタニョ・ウガルテ外務・宗務大臣(Mr. Bruno Stagno Ugarte, Minister of Foreign Affairs and Worship)との間で行われた。
  2. 国立通信教育大学は1977年に設立され、通信教育を通じて働きながら学ぶ人々や経済的に恵まれない人々に対し高等教育の機会を与えている。同大学では、過去10年間に生徒数が1万人増加しており、生徒の中には障害者や受刑者も含まれる等、同国の高等教育において重要な役割を担ってきている。
     同大学は、「学生の自己学習を支えるのはテキストである」という標題を掲げ、教材の編集から配布を一貫して行っているが、近年印刷機材の老朽化が進んでいることから、一部は市販の書籍を利用せざるを得ない状況にあり、機材の更新が急務となっている。
     このような状況の下、コスタリカ政府は、国立通信教育大学が印刷機材を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
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