平成20年2月26日
(1)本無償資金協力の内容
ブルンジ国内の社会的弱者の食糧事情を改善すべく、米の購入及びその輸送に必要な資金をWFPに供与する。
(2)本無償資金協力の必要性
ブルンジでは、1993年から2005年までの13年に及ぶ内戦の結果、30万人が死亡し、120万人もの人々が国内避難民又は国外難民になった他、国土の荒廃と経済の大きな停滞を招いた。農業従事者が労働人口の90%を占めるにもかかわらず、農業生産高はGDPの半分以下で、人口の約89%が1日2ドルで生活する極貧国である。食糧生産高は内戦の影響で内戦前の低い水準に留まっていることから、常に年30万トンから40万トンの食糧が不足している。栄養失調率は44%で、貧血は妊産婦の31%、5歳以下の幼児の56%に見られる。更に、同国の人口増加率は年3%近くとなっている。WFPはブルンジ全域の社会的弱者を対象として食糧配給事業を行っており、2008年の裨益目標者数を114万人としている。
(3)本無償資金協力の効果
我が国は、ブルンジの社会的弱者の置かれた状況に鑑み、WFPの支援要請に応え、人道的見地から食糧援助を実施するものである。今回の食糧援助により、同国社会的弱者の食糧不足の緩和に繋がることが期待される。
(参考)
国名 | 面積(万平方キロメートル) | 人口(百万人) | 一人当たりGDP(米ドル) |
---|---|---|---|
ブルンジ | 2.78 | 7.8 | 100 (2006) |
出典: 外務省ホームページ
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