平成20年2月15日
(1)本計画の内容
貧困状況に置かれたインドネシア農民に対する支援と、同国政府の農業振興政策への協力を目的として、肥料の調達を実施するために必要な資金を供与する。
(2)本計画の必要性
インドネシアでは農業分野がGDP(国民総生産)に占める割合は16%と低いものの、農業労働者が全人口に占める割合は39.8%(2006年)であり、地方では国民の8割以上が農業に従事するなど、農業は同国において、重要な意義を持つ産業である。また、同国の貧困層の58%が農業セクターに集中しており、農村部における農業従事者の約8割が慢性的な貧困層とされているなど、農業と貧困問題との関係も密接である。
インドネシアは1984年に主食である米の国内自給を達成したが、アジア経済危機等の影響で米の生産体制は不安定となり、その後米を輸入する状態が続いている。このため、インドネシア政府は、農業開発計画(2004年から2009年)を策定し、食糧安全保障の強化や農民生活の改善を図る努力を行っている。
このような状況の下、インドネシア政府は、コメの生産を促進するため、貧困農民に対する支援として肥料を調達するために必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。
(3)本計画の効果
(参考)
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