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バングラデシュ人民共和国に対する無償資金協力
(地方道路簡易橋設置計画(第3期))に関する書簡の交換について

平成19年8月15日

  1. 我が国政府は、バングラデシュ人民共和国政府に対し、「地方道路簡易橋設置計画」(第3期)(The Project for the Provision of Portable Steel Bridges on Upazila and Union Roads)の実施に資することを目的として、6億1,100万円を限度額とする無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が8月15日(水曜日)(現地時間、同日)、同国の首都ダッカにおいて、我が方井上正幸駐バングラデシュ国大使と先方アミヌル・イスラム・ブイヤン財務省経済関係担当次官(Mr. Aminul Islam Bhuiyan,Secretary, Economic Relations Division, Ministry of Finance)との間で行われた。
  2. 本計画の概要は次のとおりである。

    (1)本計画の内容

    • バングラデシュの地方道路に簡易橋26橋を設置するために必要な、橋梁の上部工資材(鋼桁)の調達を実施するための資金を供与する。
      (第1期(2005年):簡易橋36橋分の上部工資材(鋼桁)の調達)
      (第2期(2006年):簡易橋30橋分の上部工資材(鋼桁)の調達)

    (2)本計画の必要性

    • バングラデシュの国土は、3つの大河川によって形成されたデルタ地帯の海抜9メートル以下の平坦な低地である。毎年のように洪水の被害を受けるため、道路が破損し、雨期には通行不能となることも多く、地域経済の発展基盤となる道路整備が遅れている。国道はある程度整備が進んでいるが、地方道路は遅れており、特に橋梁が不足しているため、雨期に通行できない道路が多い。
    • このような状況の下、バングラデシュ政府は、地方部の生活改善、貧困の削減、インフラ整備の推進等のため、2002年に作成した「地方道路簡易橋整備マスタープラン」に基づいて優先順位の高い橋梁を設置するために必要な上部工資材(鋼桁)のために必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

    (3)本計画の効果

    • 本計画の実施により、26箇所に簡易橋が設置されることになり、リキシャ、バイク及び車等による通行手段が確保されるとともに、通年にわたる安全な輸送手段の確保により、通勤・通学や買い物などへのアクセスが向上し、かつ、移動に掛かる所要時間が短縮され、地域社会生活が大幅に改善されることが期待される。

(参考)

  1. バングラデシュ人民共和国は、面積約14.4万平方キロメートル、人口約1億4,000万人(平成17年)、人口一人当たりのGNI(国民総所得)約470ドル(平成18年)である。
  2. 完成イメージ図・計画実施地域地図(別添)(PDF)PDF

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