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モルディブ共和国に対する無償資金協力(マレ第二女子中学校建設計画)に関する書簡の交換について

平成19年6月3日

  1. 我が国政府は、モルディブ共和国政府に対し、「マレ第二女子中学校建設計画(The Project for Construction of the Second Girls Secondary School in Male')」の実施に資することを目的として、6億7,400万円を限度とする一般プロジェクト無償資金協力を行うこととし、このための書簡の交換が、6月3日(日曜日)(現地時間6月3日(日曜日))、同国の首都マレにおいて、我が方荒木喜代志駐モルディブ国大使と先方アフメッド・シャヒード外務大臣(Hon. Ahmed Shaheed)との間で行われた。
  2. 本計画の概要は次のとおりである。

    (1)本計画の内容

     モルディブ共和国政府が、同国の首都マレにマレ第二女子中学校(約5500平方メートル)を建設するための資金を供与する。

    (2)本計画の必要性

    • 計画対象校のある首都マレには、モルディブの全人口(約30万人)の3分の1に相当する約10万人が、約2平方キロメートルのマレ島に居住している。
    • マレ島には、現在男子校2校、女子校1校の計3校の公立中学校があるが、約60年前に設立された唯一の公立女子中学校には、教育省が学校管理上の生徒数の上限と定める1500名を遙かに超える2600名が就学しており、仮設教室等劣悪な環境での授業を余儀なくされている。
    • このような状況の下、モルディブ国政府は、マレ島の女子中学校を建設するために必要な資金につき、我が国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。

    (3)本計画の効果

    • 本計画の実施により、マレ島の公立女子中学校が1校増え、1校あたりの生徒数が約1500人となり、教育環境が大きく改善される。
    • 計画対象校に25室が新たに建設されることにより、マレ島の公立女子中学校が恒久的に使用可能な教室数は30室から55室に増大する。

(参考)

  1. モルディブ共和国は、面積約298平方キロメートル、人口約29.9万人(平成18年)、人口1人当たりのGDP約2,606米ドル(平成17年)である。
  2. モルディブ共和国は伝統的に友好国(国際場裏において我が国を支持するほか、安保理改革に関するG4決議案の共同提案国になる等極めて親日的)。
  3. 完成イメージ図(添付1)(PDF)
  4. 計画実施地域地図(添付2)(PDF)
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