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国名 | セルビア | 事業地地図(PDF)![]() |
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G/C締結日 | 2011年1月12日 | |||
事業期間 | 2011年1月12日~2011年6月14日 | |||
分野 | 民生環境 | |||
被供与団体 | クルパニュ市プート公社 | |||
供与限度額 | 7,839,000円 | |||
プロジェクトの概要 | ||||
クルパニュ市は,長年,水道問題に悩まされてきました。市内中心部では川の水を利用し,各家庭に水道を供給していますが,浄水設備が不完全であり,雨が降り川の水が濁る際には,濁ったままの水が各家庭の水道まで通ってしまい,水道が使用できなくなる状態が年に数回程度発生,長い時には1か月以上家庭の水道を使用できない状態が続きます。夏季は,暑さにより川の水量が低下し水面も下がることから,水路を通る水の量が減少し,市内への水の供給が追いつかない事態となります。
また,村落部では各家庭が独自に井戸を掘り水を確保していますが,夏季には暑さで井戸が枯渇することがあり,その場合,家庭での水の使用が不可能となっていました。 同市において,水道問題は長年における最大の問題とされていながら,自治体の予算不足により解決の兆しが見えていませんでした。本件支援以前は,クルパニュ市には飲料水を運ぶことができる給水車が1台も存在しない状態であり,飲料水の確保は住民にとって死活問題であり,新しい給水車の整備が急務となっていました。 水は人々が安心して健康に生活する上で必要不可欠なものであり,人間の安全保障の観点からも同分野を支援することは大変意義深いものです。今回の日本からの支援により,市民が安心して安全な水にアクセスすることが可能となり,人々の生活環境の改善に貢献しています。 |
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プロジェクトの進捗 | ||||
![]() ![]() 老朽化により使用不可能となった給水車 |
![]() ![]() 日本の支援によって届けられた給水車 |
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その他特記事項 | ||||
なし |