フィジー諸島共和国 -Republic of the Fiji Islands- |
![]() |
![]() |
南太平洋大学遠隔教育・情報通信技術強化 | ||
案件開始日 | 平成14年6月7日 | |
案 件 概 要 |
1.要請背景 | フィジーに本部を置く南太平洋大学(USP)は、1969年に地域島嶼国12カ国より国際機関として設立されて以来30年にわたって遠隔教育を実施しており、現在も学生数9118名のうち4202名(46%)が遠隔教育を受けている。 従来からUSPでは郵便による通信教育に加えて短波による音声チュートリアルを交えた教育方法を採用してきたが、1998年から日本がオーストラリア、ニュージーランドと協調して実施した無償資金協力「南太平洋大学通信体系改善計画」によって、フィジー本校(ハブ局)を中心として加盟各国にある分校(リモート11局)との間で衛星イントラネット(USP-Net)を構築し、同時双方向の音声と画像による遠隔教育が可能になった。 我が国は2000年7月の沖縄サミットに先立ち、ITに関する途上国への包括的な協力としてODAへの遠隔教育導入と世界30カ所のIT拠点設置を表明している。2001年4月にこれらの拠点とUSP-Netとの連携可能性を探るための調査が行われ、USP-Netとの接続に関する基本合意が確認された。また、USPからはUSP-Netの機材システムのアップグレードやコンピュータサイエンス分野の人材育成ニーズが表明された。 |
2.協力活動内容 | 1.コンピュータ科学分野 (1)域内出身の講師の育成 (2)授業選択幅の拡大のために、より多くの地域のニーズに合った授業の実施 (3)遠隔教育のモデルコースの作成、実施 (4)コンピュータ科学教室の整備 2. 遠隔教育強化 (1)遠隔教材を開発する能力の向上 (2)遠隔教材の設備の改善 (3)ネットワークが利用可能であれば日本から遠隔講義を実施する 3.社会経済開発のためのIT調査研究、研修 (1)基礎調査と研修を行うための体制確立 (2)研修分野を特定するための基礎調査の実施 (3)研修講師と調査研究者の育成 (4)モデル研修プログラムの計画![]() ![]() |
Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータのOS用のソフトウェアを入手してください。