

| 南米地域 |
| メルコスール観光振興プロジェクト | |||
| 案件開始日 | 平成17年1月 | ||
| 案件終了予定日 | 平成20年1月 | ||
| 案 件 概 要 |
1.要請背景 | メルコスール(南米南部共同市場)は、アルゼンチン、ブラジル、、ウルグアイ、パラグアイの4カ国が国際競争力強化を目指して合意し、1995年に発足した関税同盟である。メルコスール加盟国の観光産業は、これまで収入の大半を域内市場に依存してきたが、2001年アルゼンチン経済危機を契機として各国政府は外貨収入の安定確保の観点から域外からの観光客の誘致に対する取り組みを強化しており、とりわけアジア市場の開拓を重視している。 豊富な観光資源を有するメルコスールにとり、アジアは潜在的に大きな観光市場ではあるが、現状においては、距離や情報不足が制約要因となり、同地域からの観光客数は小規模にとどまっている。こうした状況に対して各加盟国とも費用対効果の観点から、観光振興の焦点を北米や欧州に向けてきたため、同地域の市場開拓は進まず、日本の同地域への観光客数も過去10年間、推定で5万人以下で推移している。 こうした膠着状況を打開するためには、メルコスールとして共同で観光振興に取り組み、スケール・メリットを活かすことが必要とされる。しかしながら、現状においては観光分野における域内の協力活動は政策調整などの面に限られ、メルコスールとしての共同の観光振興は行われておらず、それを可能とする実務的な枠組みを新たに構築することが必要とされている。他方、観光は本来民間セクターが主体的に取り組む分野ではあるが、リスクの大きい遠隔のアジア市場を開拓するうえで政府の支援が必要とされている。しかしながら、4カ国ともに観光セクターにおける官民連携は低調で、政策・施策を整備するうえで具体的なモデルを開発することが必要とされている。以上のような状況を背景として、加盟4カ国は我が国政府に対して、日本市場を対象とする観光振興の可能性を見極めることを主な目的とする研修の実施を要請し、2003年2月に日本において地域別特設研修が実施された。同研修を通じてメルコスール側は日本を中心とするアジア市場を開拓するための4カ国合同のプロジェクト案をとりまとめ、当機構はそのフォローとして同年3月にプロジェクト形成調査団を4カ国に派遣し、2003年12月にメルコスール側により正式要請がなされた。これを受け、2004年2月に当機構は事前評価調査を実施し、上述の課題と各国政府の主体的な関与などの点について確認を行った。さらに同年10月にRD署名のための実施調査団を派遣し、合意に至る。 |
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| 2.協力活動内容 | 1-1)メルコスール観光特別会議の下部機関としての、加盟国共同の観光振興活動を推進する「メルコスール観光振興事務局」と各加盟国における「メルコスール観光協議会」を試行的に設置し、日本人を対象としたマーケティング活動を行う。 1-2)メルコスール加盟国の観光分野における政策調整、協調活動(域内会合の定期開催、事業計画および基本合意案の作成など)の促進 2-1)日本を対象とする市場調査を(メルコスール訪問経験者の実態調査および観光商品の現状分析)の4カ国共同で実施する。 2-2)日本を対象とする観光振興のマスタープランを4カ国共同で策定し効果的な計画策定手法を開発する。 3-1)民間業界、自治体、メディア、個人等を対象とするマーケティング活動の日本国内での試行的実施(観光フェアへの参加、セミナー・イベントの実施等)と4カ国共同のマーケティングの効果的手法の開発(政府観光局用マニュアル作成等) 3-2)日本国内におけるマーケティング活動のための媒体(印刷物、HP等)開発と加盟各国における関係素材の作成 4-1)メルコスール域内における対日本市場向け観光商品の4カ国共同開発の試行的実施と実効的手法の開発 4-2)メルコスール加盟国における官民連携による対日本市場向け観光商品開発の試行的実施と商品開発に関する官民連携の実行的手法の開発 5-1)4カ国の観光振興について中核的な役割を担う官民人材のメルコスール域内および日本国内での研修 5-2)日本人観光客に関係するサービス要員(ガイド、宿舎従業員等)を対象とする研修のメルコスール域内における試行的実施と、人材育成に関する官民連携の実効的手法の開発。
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