バルバドス -Barbados- |
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カリブ災害管理 | ||||
案件開始日 | 平成14年8月 | |||
案件終了予定日 | 平成18年3月 | |||
案 件 概 要 |
1.要請背景 | カリブ海の東側に連なる大小アンティル諸島は、大型のハリケーン、洪水をはじめとする災害により大きな被害を受けやすい地域である。カリブ地域は経済規模の小さな国が多いことから、自力でこれらの災害に対処することが難しく、このため同地域の国々は国連の指導のもと、1991年に災害に関する地域調整機関としてカリブ災害緊急対策機関(Caribbean Disaster Emergency Response Agency,CDERA)を設立した。当初CDERAは、災害被害に対する緊急対応の調整機関として設立されたが、近年は緊急対応に加え、事前対応を含んだ総合的な災害管理を行う機関へと移行しつつある。他方、CDERAは人的資源、機材ならびに災害予防に関する技術力不足のため、総合的な災害管理を行う機関としての体制が整っているとは言いがたい現状を抱えている。このような状況の下、CDERAは1998年に加盟国の防災能力を高めることを目的とした洪水、土砂崩れ、火山、地震のハザードマップ作成を含む災害管理分野のプロジェクト方式技術協力を我が国に要請するに至った。 | ||
2.協力活動内容 | 1.1 バルバドス・セントビンセント・トリニダード・トバゴの3カ国とパイロット・プロジェクト実施にかかるAgreementを結ぶ 1.2 パイロット・プロジェクト3カ国において対象地域を選定する 1.3 RT及びNTを組織する 1.4 Sustainability Committeeを組織する 1.5 Sustainability Planを作成する (ハザードマップ分野) 2.1 パイロットサイトにおいて水文観測機器を設置し、観測を開始する 2.2 パイロットサイトにおいてGISデータベースを作成する 2.3 パイロットサイトにおいて洪水解析を行う 2.4 パイロットサイトにおいてハザードマップを作成する (コミュニティ防災計画分野) 2.5 パイロットサイトにおいてコミュニティ防災計画のためのコミュニティ情報を収集する 2.6 パイロットサイトにおいてコミュニティ防災計画を作成する。 2.7 パイロットサイトにおいてコミュニティによる防災活動を実例として実施する 2.8 NTカウンターパート研修により技術者を育成する。 3.1 ハザードマップ作成マニュアルを作成する 3.2 コミュニティ防災計画策定マニュアルを作成する 3.3 ハザードマップ作成、コミュニティ防災計画に関するワークショップを実施し、広くカリブ域内・域外の事例を収集する 3.4 RTカウンターパート研修によりハザードマップ作成、洪水解析、コミュニティ防災計画に関する技術者を育成する 4.1 CDERAに災害情報発信のための機材が設置される 4.2 災害情報発信のための技術者を育成する
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