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日本のODAプロジェクト

ルーマニア -Romania-
有償資金協力
ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画
E/N署名 平成21年度
供与限度額(億円) 418.70



金利(%) 1.7
償還期間(年)/
うち据置期間(年)
25/7
調達条件 一般アンタイド
事業概要  この円借款は、ルーマニアの首都ブカレスト中心部と、ルーマニアの玄関口であるヘンリ・コアンダ国際空港とを結ぶ地下鉄を建設するものです。
ルーマニアでは、1989年の自動車保有自由化以後、首都ブカレスト市に流入する自動車数が1998年には5.6万台だったものが2007年には15.6万台と急増しており、深刻な交通渋滞や大気汚染が問題となっています。また、ルーマニアが2007年にEUに加盟したこともあり、ヘンリ・コアンダ国際空港の利用乗客数は2006年の約350万人から2015年には約630万人に増加する見込みです。このような状況から、大量輸送可能な公共交通機関の整備が不可欠となっています。
計画実施概要図(PDF)PDF
裨益効果  この計画の実施により、ブカレスト市の輸送力の増強を図り、交通渋滞及び大気汚染が緩和されることで、地域経済の発展や都市環境の改善につながることが期待されます。
有償資金協力
トゥルチェニ火力発電所環境対策計画
E/N署名 平成16年度
供与限度額(億円) 287.46



金利(%) 0.75
償還期間(年)/
うち据置期間(年)
40/10
調達条件 一般アンタイド
事業実施者 トゥルチェニエネルギーコンプレックス
事業概要  ルーマニア最大の石炭火力発電所であるトゥルチェニ火力発電所に、EU基準に準拠したルーマニアのSO2排出基準に適合させるため、新たに排煙脱硫装置等を設置するものである。本事業によりSO2の排出濃度が現在の3,230~4,764mg/Nm3から、排出基準に適合する400mg/Nm3以下に低減する見込み。
トゥルチェニ火力発電所
(写真:JBIC)
裨益効果  本事業の実施により、トゥルチェニ火力発電所がSO2排出基準を達成することができ、2012年のEU基準達成期限後も操業可能となることで、環境政策及びエネルギー政策の両面でルーマニアの発展に寄与し、大気汚染の緩和とともに、電力の安定供給に貢献する。これにより、ルーマニアとの二国間関係の緊密化に加え、環境問題への国際協力の好例となる等、大きな効果が期待される。
有償資金協力
ブカレスト・コンスタンツァ間鉄道近代化計画
E/N署名 平成12年度
供与限度額(億円) 256.35



金利(%) 本体部分:2.2
コンサルタント部分:0.75
償還期間(年)/
うち据置期間(年)
本体部分:30/10
コンサルタント部分: 40/10
調達条件 一般アンタイド
事業実施者 ルーマニア鉄道インフラ会社
事業概要  欧州第4回廊の一部であるブカレスト・コンスタンツァ間でEU基準を満たす既存路線軌道及び関連設備の高規格化を行い、安定性及び安全性を確保するとともに、貨物を中心に輸送能力の拡大及び輸送効率の改善・大量交通輸送の実現を図るもの。
裨益効果  国際ルートである「欧州第4回廊」のルーマニアにかかる部分が整備されることから、地域全体の物流を促進し、国内ならびに周辺国へ裨益する。

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