キルギス共和国 -Kyrgyz Republic- |
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IT人材育成(国立ITセンター)プロジェクト | ||
案件開始日 | 平成16年10月 | |
案件終了予定日 | 平成20年5月 | |
案 件 概 要 |
1.要請背景 | 周辺の国々に比べ資源が乏しいキルギス共和国(以下「キ」国)は、ITを重要な産業の一つとして位置づけ、各種政府方針を打ち出している。例えば2003年にICT審議会(キ国IT関連の最上位の意思決定機関で、大統領以下13名の委員から成る)は、「ICTを基盤とした人材育成:コンセプトとアクションプラン」を策定している。しかしながら、現時点ではIT産業が順調に育っているとは言いがたい。これはIT産業を担う高度な知識を持ったソフトウェア開発技術者やネットワーク技術者(=高度IT技術者)が不足していることが原因の一つとなっている。この状況を改善するため、大統領令により、同国で初めてのITセンターが設置され、ソフトウェア開発や、高度IT人材育成研修を実施すべく準備が進んでいる。我が国はこのうち、「高度IT人材育成」部分を支援するため、国立ITセンタースタッフの能力開発を主目的とした技術協力プロジェクトを実施することとなった。なお、このプロジェクトの終了時には、同センターは20名の現地スタッフと9つのトレーニングコースを抱え、年間200名以上の研修生を受け入れる機関になることが期待されている。なお、このプロジェクトは、以下の2つのフェーズに分けて実施している。第一フェーズ:国立ITセンターが、我が国からの技術移転を受け入れられる体制を整えることを目的とする。(6ヶ月:2004年10月1日~2005年3月31日)第二フェーズ:国立ITセンター側の体制が整ったことを確認した上で、第二フェーズに移行する国立ITセンターが、IT技術者の研修機関として適切に機能することを目的とする。(3年:2005年6月1日~2008年5月31日) |
2.協力活動内容 | -Phase1 1-1. 所長、事務スタッフ、技術スタッフを配置する 1-2. スタッフの業務指示書を作成する 1-3. 各部署の予算と活動計画を作成する 1-4. 活動・予算執行状況をモニタリングする 2-1. 短期専門家からキ国側講師への技術移転を実施し、コースカリキュラム、テキスト、補助教材、講師用サブジェクトマニュアルを作成する 2-2. 短期コースを実施する 2-3. 改善点をレポートにまとめる 3-1. 大学、IT企業等を訪問調査し、受講者数を予測する 3-2. センターの広報活動を行う |