国別地域別政策・情報 国別プロジェクト概要

日本のODAプロジェクト

タンザニア連合共和国 -United Republic of Tanzania-

技術協力
国家統計局データ提供能力強化計画
案件開始日 平成16年2月
案件終了予定日 平成19年2月



1.要請背景  タンザニア国家統計局は1)経済、社会および文化活動にかかる国家統計を収集、編集、分析し、発行すること、2)経済・社会統計にかかる調整や普及を行うことが役割とされている。貧困削減戦略ペーパー(PRSP)の一環として2001年12月に策定された貧困モニタリングマスタープランに基づき、統計局は一層の注目を集めており、更に今後12年の間に国勢調査を始め、農業統計等毎年貧困関連統計が収集される計画となっている。貧困モニタリングおよび開発計画の策定にあたって、統計情報を収集、分析の上、各種ユーザー(政策決定者、ドナー、NGO、市民社会等)に提供し、タンザニア国にて現在取り組んでいる貧困削減戦略が正しい軌道に乗って進捗しているか確認する必要があるものの、統計局の統計データの提供は十分に機能しているとは言い難い。したがって、タンザニア国が現実的に貧困削減目標を達成していくためには、PRSPの方向性や目標値について必要に応じて適宜検証していく必要があり、総計局の統計データの収集・管理・提供能力の向上は必須であることから、貧困モニタリングマスタープランでもその能力向上のための活動内容と費用概算が盛り込まれている。本プロジェクトは、そこにあげられた活動内容の大半をカバーするものとなっているが、マスタープラン上での計画は2001/2年度から2003/4年度の予定で盛り込まれており、その統計調査活動計画の基本的要素として毎年行われる貧困モニタリングマスタープラン上の統計調査をより効率的に信頼性の高いものにするため、本プロジェクトの早急な実施が必要となっている。このような背景のもと、タンザニア国政府は、現在統計局内に分散して存在する統計データを取りまとめ、将来において統合化が可能な特定分野の統計データベースを構築し、統計局の統計データの管理・提供能力を向上させることを目的とした本プロジェクトの実施を要請したものである。
2.協力活動内容 1-1. マーケティング・営業戦略の作成、統計データベース運用・データ提供規程の作成
1-2. ネットワーク管理規程・利用規程の作成
1-3. 必要機材の供与
1-4. データ収納・利用のための抽出ソフト作成
1-5. 抽出ソフト運用のための研修(OJT)
1-6. データベース一般研修
1-7. 各統計調査の最近の統計表及び原データのサブ・統計データベース作成
1-8. 統計調査のデータ処理方法に関する研修
1-9. 統計局内LANの構築及びVsat(衛星通信システム)の供与
1-10. IT利用に関する研修(OJT)(ホームページの更新を含む)
2-1. 図書室運営規程・利用規程の作成
2-2. 図書室に必要な機材の供与
2-3. 図書室管理、電子機器による統計図書管理に関する研修(OJT)
2-4. 統計相談のための基本的な統計知識の研修(OJT)
2-5. 既刊統計調査報告に掲載の統計表を集中統計DBに収納するためのスキャン(外注)
2-6. 統計図書の選定・供与
2-7. 統計図書カタログの作成・統合統計書の編集技術研修
3-1. 集中統計データベースの統計利用・分析のための研修統計利用・分析マニュアルの作成
3-2. 集中統計データベースの統計利用・分析のための一般研修と特殊研修(分野別)の実施


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