平成14年10月
1.保健医療基礎調査(8/11~26、カブール)
(1)調査目的:
- アフガニスタン公衆衛生省と今後の保健医療分野協力について協議・確認する。
- 国際機関/二国間援助機関/NGOを訪問・意見交換し、今後の協力のあり方を確認する。
(2)団員構成:
JICA、国立国際医療センター他
(3)結果:
保健医療の主な4分野(女性の健康/子供の健康/感染症/キャパシティー・ビルディング)についてローリング・プランを提示し、協力のあり方について確認した。
2.プロジェクト形成調査(農業等)(8/21~9/2、カブール及びカンダハール)
(1)調査目的:
地方に対する支援強化を念頭に、経済・産業基盤である農業を中心に現状と課題、支援動向を把握し、協力案件形成を行う。
(2)団員構成:
外務省経済協力局、農林水産省総合食料局・農村振興局、JICA他
(3)結果:
農業国であるアフガニスタンに対する農業支援は喫緊の課題であり、特に灌漑施設、農道等のリハビリが緊急に必要である。
3.カンダハール市緊急復興支援調査(9月~、カンダハール)
(1)調査目的:
カンダハール市及びその周辺部の再建に係る包括的な復興プログラムを作成するとともに、教育施設、保健・医療施設等の当面の再建ニーズに応えるための緊急リハビリ事業を実施する。
(2)団員構成:JICA等
(3)活動内容:
- 教育施設:地域バランスに配慮しつつリハビリ事業対象校を選定する。
- 保健・医療施設:公衆衛生省の方針に従い、リハビリ事業対象施設を選定する(9月第3週に国立国際医療センター医師による現地調査)。
- 道路:市街地の粉塵(埃)対策が喫緊の課題