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アフガニスタン復興支援(復旧と雇用に係わるプログラム)に対する緊急援助について

平成14年6月25日

  1. わが国政府は、6月25日(火)、国連開発計画(UNDP)に対し、アフガニスタンのカンダハル市および周辺地域において実施する「復旧と雇用に係わるプログラム(REAP:Recovery and Employment Afghanistan Programme)」を支援するため、300万ドルの緊急援助(無償資金協力)を行うことを決定した。

  2. アフガニスタンでは、昨年12月5日のボン合意に基づき、今月11日から19日に緊急ロヤ・ジェルガが開催され、新たに移行政権が発足した。今後は、この移行政権が進める政治プロセスを側面支援しつつ、アフガニスタンの復興を積極的に支援していくことが重要である。

  3. このREAPプロジェクトは、既にわが国の支援により首都カブールで実施されている復旧・雇用プロジェクトであり、アフガニスタンの人々に目に見え、分かりやすい形で復興支援を実施できるため、アフガニスタン側および国際機関関係者、さらには国際社会からも高く評価されている。わが国としては、カブールを中心として実施してきたわが国の復興支援を、南部パシュトゥーン人の主要都市であり、大量の難民・避難民の帰還が進むカンダハル市および周辺地域に拡大するため、アフガニスタン政府およUNDPからの要請に応え、今回のREAPプロジェクトの対象地域拡大のための支援を行うこととしたものである。

  4. この緊急援助は、本年1月、アフガニスタン復興支援国際会議において、わが国政府が表明した向こう2年6カ月で最大5億ドルまでの復興支援の一環として行うものである。

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