外務省では平成18年度より、日本の国際協力NGOの支援策の一つとして、アカウンタビリティセミナーを開催しています。本年度は、これまで「アカウンタビリティを果たす広報のつくりかた」と題し、対外コミュニケーションに焦点を当て、NGOを対象とするセミナー等を開催してまいりましたが、今回は、企業関係者もお招きし、シンポジウムを開催することとなりました。
地球規模の複雑な問題が発生している現在、各主体にはその社会課題の解決に向けた協働が求められています。NGOにとっては、その活動内容のみならずアカウンタビリティ能力が、企業にとっては、そのパートナーとしての協働のあり方が、それぞれ社会的責任~SR (Social Responsibility)として問われています。
今回のシンポジウムでは、NGOと企業がWIN-WINの関係を構築し、協働へと発展していくために何が必要か、?アカウンタビリティと対外コミュニケーション?をキーワードに、NGOと企業、また各主体をつなぐ役割をになうコミュニケーションの専門家をパネリストに迎え、国際協力におけるSRの現状と課題、今後への期待を共有する機会を創りたいと考えております。
当日は、国際協力NGOで活躍する皆さんと企業のCSR、広報ご担当者が一堂に会し、互いにつながるためのヒント得て、今後のWIN-WINの関係づくりの場としていただけると幸いです。 皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
主催:外務省
実施・運営:株式会社 電通パブリックリレーションズ
※アカウンタビリティ:資金管理と活動の透明性を対外的に説明する責任のこと
■主催:
外務省
■名称:
「NGOと企業のSR (Social Responsibility) ― WIN-WINの関係を構築するアカウンタビリティとは―」
■日時:
2008年11月27日(木曜日)13時30分~17時15分 (開場13時00分)
■概要:
下記「当日プログラム」参照
■会場:
JICA研究所(旧国際協力総合研究所)
〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町10-5 国際会議場
http://www.jica.go.jp/jica-ri/about/access.html
■対象:
国際協力NGO等で、主に広報、事業管理、組織運営等に携わっている方々
企業でCSR(企業の社会的責任)、広報の関連業務等に携わっている方々
■定員:
80名(予定)
■参加費:
無料
※定員超過につき、受付を締め切らせて頂きました。
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社 電通パブリックリレーションズ 担当:間中・大川・坂井
電話:03-5565-2729 / ファックス:03-5565-8440
E-mail:ngojimu@sec.dentsu-pr.co.jp
時間 | 内容 | スピーカー |
---|---|---|
13時00分 | ※受付開始 | |
13時30分 | ご挨拶 | 外務省 民間援助連携室長 |
13時40分~14時10分 | プレゼンテーション1 『企業とNGOの新しい協働の時代へ向けて』 ◆ NGOのアカウンタビリティと対外コミュニケーションの関係性 ◆ 企業とNGOの協働のあり方 ◆ NGO側のアカウンタビリティと対外コミュニケーションへの取り組み、等 |
長坂 寿久氏 拓殖大学 国際学部教授 |
14時10分~14時40分 | プレゼンテーション2 『長持ちするコミュニケーション戦略のつくりかた』 ◆ 対外コミュニケーションが持つ力とは ◆ CSR推進はコミュニケーションが鍵 ◆ WIN-WINの関係性づくりに向けた課題 ◆ SR時代における企業とNGOそれぞれにとってのロビー活動の意味、等 |
マエキタミヤコ氏 広告メディアクリエイティブ 「サステナ」代表 |
14時45分~16時00分 | パネルディスカッション ◆ SR時代のNGOのアカウンタビリティと企業との関係性、つなぐ役割を担う対外コミュニケーションのあり方について、NGO・企業・コミュニケーションの専門家それぞれのお立場から取り組みの現状、協働に向けての課題、今後の新たな関係性づくりに向けて必要な要素等についてお話を頂きます。 |
※コーディネーター ●拓殖大学 長坂 寿久氏 ※パネラー ●特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)下澤 嶽氏 ●財団法人 日本フォスター・プラン協会 専務理事・事務局長 鶴見 和雄氏 ●日本電気株式会社 CSR推進本部 CS推進部長兼 CSR推進室長 鈴木 均氏 ※コメンテーター ●サステナ マエキタミヤコ氏 |
(休憩) | ||
16時15分~17時15分 | ~NGOと企業のネットワーク交流会~ ※名刺交換や自由な意見交換の場としていただければ幸いです。(ご参加の皆様はパンフレット等、自由にお持ちください) |
<講師プロフィール>
●長坂 寿久氏 (拓殖大学国際学部教授)
学生時代から社会人生活を通じてボランティア/NGO活動等に参加。大学卒業後、ジェトロ(現、日本貿易振興機構)入会、シドニー、ニューヨーク、アムステルダムに駐在。1999年から現職。国際NGOを中心に研究(グローバリゼーションとNGO、企業とNGO、フェアトレード等)。『オランダモデル』(日経新聞、2000年)、『NGO発、「市民社会力」--新しい世界モデルへ』(明石書店、2007年)、『日本のフェアトレード』(明石書店、2008年)等多数。映画評論家。
●マエキタ ミヤコ氏 (広告メディアクリエイティブ「サステナ」代表)
コピーライター、クリエイティブディレクターとして、1997年よりNGOの広告に取り組み、2002年に広告メディアクリエイティブ「サステナ」を設立。「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表・幹事。「ほっとけない 世界のまずしさ」キャンペーン2005年実行委員。東京外国語大学Peace & Conflict Studies助教。
http://www.sustena.org/
●下澤 嶽氏 (特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC))
大学卒業後、英国のCSV(Community Service Volunteers)の1年間ボランティアに参加。帰国後、日本青年奉仕協会、世田谷ボランティア協会を経て、1988年には特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会の駐在としてバングラデシュへ。帰国後、1998年に同会事務局長。2002年7月に退職し、2006年7月より特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター事務局長。法政大学非常勤講師。著書「開発NGOとパートナーシップ 南の自立と北の役割」(2007 コモンズ)。
●鶴見 和雄 (財団法人日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン) 専務理事・事務局長)
大学卒業後、三菱商事入社。11年間の海外勤務を含め28年間、主に開発途上国との外国間取引に従事。同社情報産業グループ(当時)部長、広告・マーケティング事業ユニット・マネージャーを経て、2001年財団法人 日本フォスター・プラン協会事務局長就任、03年より現職。プランの国際組織では国際経営執行委員、アドボカシー・キャンペーン委員などを歴任。国内複数の大学で非常勤講師を務め、次世代のNGOを担う人材の育成に携わる。
http://www.plan-japan.org/
●鈴木 均氏 (日本電気株式会社 CSR推進本部 CS推進部長兼 CSR推進室長)
入社以来エジプトと米国勤務を含め海外事業に従事。1998年から社会貢献推進室長としてNECグループの企業市民活動の推進を担当。2004年から社会的責任(CSR)への取り組みも担当。2007年7月よりCS推進活動も担当。対外活動として、社団法人 日本経団連社会責任経営部会ワーキンググループISO規格化対応チーム主査、財団法人 日本規格協会 ISO SR国内委員会委員社団法人 日本フィランソロピー協会および財団法人 日本盲導犬協会の各評議員など。
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