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JICA・JNNE共催 国総研セミナー
Founding Afghanistan's Future through Education

未来のアフガニスタンの礎を築く
~教育大臣と共に考える教育の課題

JNNEロゴ          アフガニスタンの国旗    日本の国旗          JICAロゴ

 アフガニスタンでは、教育は国家復興のための人的資源への投資であると同時に、開発と平和構築のための戦略でもある、と考えられています。長く続いた内戦とタリバン支配のため、教育システムが壊滅的な打撃を受け、多くの国民が教育を受ける機会を失いましたが、教育省の努力および開発パートナーの協力により、初等教育の就学者数は飛躍的に増加しています。また、教育省は非識字撲滅を教育政策における重点課題の一つとしており、公教育に加え、識字教育などのノンフォーマル教育の普及も目指しています。
 その一方で、増え続ける就学者数に学校・教育施設や教師数が追いつかないという問題に加え、地方部においては、地域社会や親の学校教育への不信や偏見などの理由により、未就学児童(特に女子)も多く、教育機会の拡充および教育の質的改善の両方において様々な困難を抱えています。
 本セミナーにおいては、来日中のモハメッド・H・アトマール アフガニスタン教育大臣による基調講演をはじめ、大臣ならびにアフガニスタンの教育事情に造詣が深い 大阪大学 内海教授やNGO関係者の皆様に、アフガニスタンの教育政策、教育の現状や課題等について語っていただくこととしております。
 ご参加の皆様からのご質問、ご意見も受けつつ進めてまいりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。 

共催:独立行政法人 国際協力機構(JICA)、
   教育協力NGOネットワーク(JNNE)*
後援:外務省、文部科学省
日時:平成19年 5月31日(木曜日)
   14時00分-17時00分 開場13時30分
場所:JICA国際協力総合研修所 国際会議場(2階、受付は1階ロビー)
会場地図: http://www.jica.go.jp/branch/ific/map/index.html

【プログラム】

 13時30分-14時00分 受付
 14時00分-14時10分 開会の辞
 14時10分-15時00分 モハメッド・H・アトマール教育大臣基調講演
 15時00分-15時20分 休憩
 15時20分-16時50分 パネルトーク及びフロアとの意見交換

  • モデレーター:原 智佐 (JICA人間開発部基礎教育第1チーム長)
  • パネリスト(敬称略、順不同/略歴等は後記):
    • モハメッド・H・アトマール /アフガニスタン教育大臣
    • 内海成治 /大阪大学大学院 人間科学研究科教授
    • 市川 斉 /社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)海外事業課長
    • 増田 知子 /JICA国際協力専門員

 16時50分-17時00分 閉会の辞

日・英同時通訳あり

定員: 100名
参加費用: 無料
写真展示: 当日は会場前ロビーにて、JICA、JNNEなどの関係機関によるアフガニスタンの協力活動の模様を紹介する写真パネルや、女優の藤原紀香さんが撮影されたアフガニスタンの写真パネルの展示を行う予定です。
申込方法: 氏名(ふりがな)、所属先(ない方でも可)、電話番号、メールアドレスを明記のうえ、下記宛にお申し込みください。
締切: 平成19年5月29日(火曜日)
返信は行っておりませんので、当方からの連絡がない限り、直接会場へお越しください。なお、お申し込み後のキャンセルは、必ずご一報ください。
申込先: (財)日本国際協力センター(JICE)プロジェクト支援部市谷業務室
電話: 03-3269-2449 Fax: 03-32692‐2421
e-mail: ificseminar@jice.org
担当:富樫/渡邊  

【パネリスト略歴】

■ モハメッド・H・アトマール(Mohammed H. Atmar, Mr.)アフガニスタン教育大臣

英国にて農村開発学を研究後、2002年~2003年英国ヨーク大学にて国際関係および戦後復興分野を専攻(修士)。同大学にて情報技術とコンピュータに関するDiplomaも取得。

1992年から1994年まで、アフガニスタンおよびパキスタンにて、人道支援プログラムアドバイザー。1994 年から 2000 年までノルウェーアフガニスタン委員会(NGO)のプログラムマネージャー。 2000 年から2002年までInternational Rescue Committee (NGO)アフガニスタン・パキスタン事務所の副委員長。2002年~2006年農村復興開発大臣、2006 年5月より現職。

■ 内海 成治(うつみ せいじ)大阪大学大学院教授(人間科学研究科・国際協力論) 

京都大学農学部および教育学部卒、博士(人間科学)。民間会社および財団をへて1981年より、教育分野のJICA専門家および国際協力専門員として国際協力に従事。マレーシアで3年間視聴覚教育を教え、トルコでは人口教育プロジェクトのリーダーとして派遣された。1996年より大阪大学(国際教育協力)。
アフガニスタンへは2002年4月に最初の技術協力ミッションの一員として派遣され、その後2002年11月から1年間、教育大臣アドバイザー(教育協力)として赴任した。その後も同国をフィールドとして教育に関する調査研究を行うとともに、お茶の水女子大客員教授として、アフガニスタン女性教員研修などに積極的に関わっている。
著書に「国際教育協力論」(2001世界思想社)、編著に「アフガニスタン戦後復興支援―日本人の新しい国際協力」(2004昭和堂)、「国際協力論を学ぶ人のために」(2004世界思想社)など。

■ 市川 斉(いちかわ ひとし) (社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)
 海外事業課長(アフガニスタン・ミャンマー難民事業担当)

1990年よりSVAに参加。1995年1月阪神・淡路大震災において、現地責任者(のちに神戸事務所長)として、緊急救援及び復興支援活動に関わる。1997年東京事務所に復帰後、SVAの国内活動に関わる傍ら、1997年北朝鮮食糧支援事業や2001年インド西部地震の救援活動など国内外の緊急救援に携わる。2001年10月よりアフガニスタンでの緊急救援事業に従事し、2003年よりアフガニスタン事務所長として教育支援活動に関わる。2005年6月東京事務所、2007年3月より現職。
著書に「ハジババと1000頭のロバ~震災・神戸からアフガニスタンへ~」(筒井書房)、共著に「いっしょにやろうよ 国際ボランティア NGOガイドブック」(三省堂)、「ボランティアが来たぞう!! 考えたぞう!! 阪神・淡路大震災から学ぶ災害ボランティアとコーディネーターのノウハウ」(筒井書房)、「混沌からの出発~SVA阪神・淡路大震災救援活動の歩み~」((社) シャンティ国際ボランティア会)

■ 増田 知子(ますだ ともこ) JICA国際協力専門員

1994年スタンフォード大学にて国際教育開発専攻(修士)。その後、東京工業大学助手、(財)国際開発センター研究員として、さまざまな教育開発プロジェクトに参加。2006年4月より現職。 JICAが実施している教育協力案件の運営指導、評価などを通じ、アフガニスタンの教育復興に関わっている。

Japan NGO Network for Education(JNNE)教育協力NGOネットワーク
 全ての人々の学びの保障を目指し、教育協力に関わるNGOを中心としたネットワークを通じて必要な事業を推進することを目的に設立された。教育協力に関する情報・意見交換、教育協力の現状と課題および可能性、またNGO能力強化のニーズなどについての調査、教育協力に関するNGOその他を対象にした能力強化プログラムの実施、より効果的な教育協力政策のための政府機関や国際機関への働きかけ、教育協力に関する社会一般の理解の推進のための啓発・広報活動などを行っている。

会員団体名:

 (特活)ICA文化事業協会ICA
 (特活)アジア教育支援の会 ESA
 (特活)アフリカ地域開発市民の会
 (特活)ACE
 (特活)幼い難民を考える会
 (特活)オックスファム・ジャパン Oxfam
 (財)ケア・インターナショナル ジャパン CARE
 (財)国際開発救援財団 FIDR
 (特活)C.P.I.教育文化交流推進委員会 CPI
 (特活)JHP・学校を作る会 JHP
 (特活)シェア=国際保健協力市民の会 シェア
 (特活)ジェン JEN
 (社)シャンティ国際ボランティア会
 (財)家族計画国際協力財団ジョイセフ
 (社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン SCJ
 (特活)チャイルド・ファンド・ジャパン CCWA
 (特活)南東アジア交流協会 SAEA・JAPAN
 (特活)日本国際ボランティアセンター JVC
 (財) 日本フォスター・プラン協会 プラン・ジャパン
 日本民際交流センター
 (財)日本YMCA同盟
 (特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン FTCJ
 宮崎国際ボランティアセンター MIVC
 (特活)ラオスのこども Deknoy Lao
 (特活)ワールド・ビジョン・ジャパン WVJ
 (特活)ADRA Japan
 (財)ユネスコ・アジア文化センター ACCU
 (特活)開発教育協会 DEAR

以上

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