
第4回世界水フォーラム
閣僚宣言骨子抜粋
平成18年3月22日
- 水と衛生問題を持続可能な開発と貧困撲滅に関する国家戦略において優先項目に入れる必要性を強調する。従来の国際的な合意目標を達成するという我々の約束を再確認する。
- 第3回世界水フォーラムの閣僚宣言に注目する。UN-Waterの果たす役割を支持し、また、水と衛生に関する目標に向かって現在進められている実施努力の強化に関し、国連事務総長の「水と衛生に関する諮問委員会」のインプットを尊重する。
- 国際的に合意された開発目的と目標達成のため国内、政府開発援助及びその他のあらゆる資金源からリソースを大幅に増加させることが必要となる。他方、政府は統治能力の向上に努める。
- 水関連災害につき、予防、準備、リスク評価、地域社会の認識、ならびに回復力と反応などへの取り組みを含め、同災害を緩和する目的で、あらゆる段階における能力育成と協力を促進し支援するために政策の重要性を認識する。
- 統合水資源管理を支援するために、さまざまな議会と地方自治体が果たす役割の重要性を認識する。
- 付属書類として添付された関係者間の地域準備プロセスの成果を示した文書にも注目する。
- 「持続可能な開発に関する水行動連携データベース(CSD WAND: CSD Water Action and Networking Database)」が第4回世界水フォーラムにおいて開始されたことを歓迎する。第3回世界水フォーラムの閣僚会議の成果である水行動集(Portfolio of Water Actions)および第4回世界水フォーラムの地域活動のデータベースに収集された情報に基づいて構築されたことに留意する。国家機関、国際機関、ストックホルムの世界水週間、地域開発銀行の水週間などの国際的・地域的フォーラムなどを含めたあらゆる利害関係者に対し、WANDへの情報提供とWANDを通じた情報交換を推奨する。