平成20年12月1日
「対アフリカ人道支援セミナー」第2弾が、11月28日、29日、「私たちだから出来ること」を副題に、広島において開催されました。セミナーには多くの観客が出席した他、インターネットのライブ配信に、のべ800件以上のアクセスがありました。(セミナープログラム)
一日目は、海外からの招聘者による講演が行われた他、パネルディスカッションで地元の高校生品田智之さんが、自らのボランティア活動の経験を語るなど、身近な人物が自分の出来るレベルで人道支援に取り組む様子が紹介されました。これまで人道支援に関わりの無かった人も含め、観客からは、「自分に何が出来るかを考えるきっかけになった」などの声が寄せられました。
二日目は、「広島からのアフリカ支援」、「子ども」、「難民」、「食糧価格高騰問題」、「平和構築」をテーマにしたセッションで、活発な議論が行われました。
また、被爆後白血病で亡くなった佐々木禎子さんについて学んだガボン共和国のノタム小学校の子どもたちが折った千羽鶴の広島市への贈呈式が行われました。
このセミナー開催中、アフリカにおける人道支援に対する理解促進を目的として、アフリカの現状を反映した映画が合計3本上映されました。内戦で心がボロボロになってしまった子ども達が音楽やダンスをとおして強く生きて行く姿を描いたドキュメンタリー、「ウォー・ダンス ~響けアフリカの鼓動~」上映後には、同映画を観た感想を表現するコンテストが行われ、「広島は原爆乗り越え平和都市、アフリカも苦難乗り越え楽園へ」(大下龍司さんの作品)など、多くの感想が絵や俳句、川柳などの形で寄せられました。