
労組トップ(L20)による野田総理表敬(概要)
平成24年6月17日
ロスカボス訪問中の野田総理大臣は,17日(日曜日)18時00分(日本時間:18日(月曜日)9時00分)から約30分間,古賀連合会長及び各国G20労働組合サミット参加者の表敬を受けた。その概要は以下のとおり。
- 冒頭,野田総理から,挨拶及び雇用の質の向上に向けて取り組んでいく決意等を述べた後,連合古賀会長から挨拶があった。
- その後,労働組合側出席者から野田総理に対して,1)緊縮財政のみに偏らず,需要を喚起し,所得の適正な分配のための政策をとるべきこと,2)質の高い雇用の創出,若年者雇用の促進などG20雇用労働大臣会合(2012年5月)での結論を前進させること,3)金融規制の強化を実施すべきこと,4)社会的パートナーとの対話を強力に進めていくことなどの要請がなされた。
- これに対して,野田総理は,1)世界各国とも経済成長と財政再建の両立が重要課題であることから,我が国は「税と社会保障の一体改革」を進めるとともに,就任以来,「日本経済の再生」に向け,「分厚い中間層の復活」を掲げて,政策を進めており,特に,L20の「雇用を伴う成長政策の実施」や「質の高い雇用の促進」は,その考え方に沿うものである旨,2) 若年者の雇用問題は世界共通の課題であり,我が国では,「若者雇用戦略」を公表し,そしてそれを踏まえた「日本再生戦略」を年央にとりまとめる予定である旨,3)雇用政策を含めた経済政策について,各国首脳と積極的な意見交換をしていく旨,などを述べた。