平成23年11月
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金融サービスへのアクセスを開発途上世界における個人及び中小企業に拡大することの決定的な重要性を認識し,G20首脳はソウルで「(i)効率的かつ効果的な情報共有メカニズムを促進すること,(ii)金融包摂に関する多様な取組を調整すること,(iii)今後の進ちょくを体系的に監視する体制を提供すること,(iv)必要に応じ,活動に対する融資面での支援を動員すること,及び(v)特定の金融包摂に関する問題(例,金融包摂データ)に対処するためのタスクフォースを立ち上げ,調整すること」を目的とした野心的な複数年行動計画を採択した。
2010年12月,「すべてのG20メンバー国,関心のあるG20メンバー国以外の各国,及び関連する利害関係者のための包括的な基盤として」,金融包摂のためのグローバル・パートナーシップ(GPFI)が正式に立ち上げられた。G20の3か国である韓国,フランスおよびメキシコを共同議長国として,GPFIは,G20メンバー国及びG20メンバー国以外の各国から構成され,実施パートナーである金融包摂同盟(AFI),貧困層支援協議グループ(CGAP)及び国際金融公社(IFC)と緊密に連携して作業する。2011年6月,GPFIは,開発のための包括的金融に関する国連事務総長特別提唱者であるオランダのマキシマ皇太子妃殿下のGPFIの名誉顧問としての貴重な任命を名誉とし,歓迎した。
革新的金融包摂に関する原則,基準設定主体との関係,中小企業金融,金融包摂データ及び2010中小企業金融チャレンジの14の優秀提案に関してG20首脳によってなされたコミットメントは,一年を通じて前進した。GPFIは,潜在的資源を革新的な解決策に結び付けるために,多国間及び二国間機関を含む潜在的資金提供者との対話を行い,また,多数の業績及び成果物に基づいて,GPFIは,首脳による承認のため5つの提言を作成した。
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