平成21年9月24日
G20サミット出席のため、ピッツバーグを訪問中の鳩山総理大臣は、9月24日(木曜日)18時02分(日本時間7時02分)から約30分間、高木日本労働組合総連合会(連合)会長及びG20労働サミット参加者との会談を行ったところ、概要以下のとおり。
1.高木連合会長より挨拶のあと、ジェイムズ・ハワード国際労働組合総連合(ITUC)経済・社会政策局長より、「1)景気に二番底も懸念される中、雇用情勢に注目してほしい。2)G20の労働関係大臣会合を開催し、組合代表や企業代表なども参加する形を作りたいので、協力して欲しい。3)G20諸国は労働基準を遵守することに努めてほしい。」という要請があった。また、「日本の温室効果ガス削減目標(2020年までに1990年比25%削減)を評価しサポートしたい。日本政治のアクションが世界のよい例になることを願う。マイナスの影響を受ける労働者に対しては、グリーンジョブを創出することで対応してほしい。」との話があった。
2.鳩山総理から、今回の会合及び要請への謝意と、「世界的な景気回復は疑わしく、雇用情勢についても、懸念している。各国で状況は異なると思うが、G20が協力して景気刺激を行っていくことが重要。」との話があり、また、「G20の労働関係大臣会合、及びそれへの組合代表、企業代表の参加については、私も必要性を共有する。日本の温室効果ガス削減目標については、生命が地球上に生存していくための条件を守ること。それに負の影響を受ける労働者については、グリーン・エコノミーの創出で対応していきたい。日本が先頭に立てる分野だと思う。」との発言があった。
3.最後に、高木会長から、他の参加者(以下に列挙)の紹介と、それぞれの参加者から一言ずつ発言があった。