平成20年6月25日
外務省・財務省・農林水産省・経済産業省
(1)6月25日(水曜日)、東京に於いて、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた検討及び環境醸成のための実務協議が開催された。
(2)同協議には、我が方から赤堀毅・外務省日韓経済室長を首席代表に、細野真一・外務省経済連携課長、杣谷晴久・財務省大臣官房企画官、岩濱洋海・農林水産省国際経済課国際交渉官、伊集院健夫・経済産業省北東アジア課通商交渉調整官など各省課室長級を始めとする関係者が出席した。韓国側からは、(イ・ミヨン)外交通商部FTA政策企画課長を首席代表に、企画財政部、知識経済部、農林水産食品部の関係者が出席した。
(1)今次実務協議では、本年4月の日韓首脳会談での合意のフォローアップとして、交渉中断後の情勢の変化を踏まえつつ、日韓EPAの意義及び原則につき改めて議論を行った上で、日韓双方の関心事項につき率直な意見交換を行った。今回の会合で従来の議論を整理し、交渉再開に向けた双方の立場に関する理解を進めることができ、大変有意義であった。交渉再開に向けた検討及び環境醸成のため、今回の協議の内容をそれぞれ持ち帰って検討することで一致した。
(2)交渉再開に向けた検討及び環境醸成のため、両国が貿易額及び関税率に関するデータを交換することで一致し、速やかに交換することとなった。
(3)今後の段取りについては、今回の協議の内容をそれぞれ本国で検討した上で、事後外交ルートを通じて調整することとなった。