6.1 原産地規則
委員会は、協定第3章に規定する附属書2(品目別原産地規則)について、これをできる限り簡素化しつつHS2007へ変更するための協議を可及的早期に開始することを原則として決定した。これに関して、委員会は、原産地規則に関する小委員会を設置し、その第一回会合を2008年3月末までに開催することを決定した。原産地規則に関する小委員会は、課長級又は適当なレベルの職員を共同議長とする。
6.2 サービスの貿易:緊急セーフガード措置
委員会は、協定第84条における緊急セーフガード措置に関する問題について更に協議することを念頭に、サービスの貿易に関する小委員会を設置し、その第一回会合を2008年4月末までに開催することを決定した。これに関して、両国は、サービスの貿易に関する小委員会は課長級又は適当なレベルの職員を共同議長とすることを決定した。
6.3 自然人の移動
委員会は、協定第9章の諸規定について協議することを念頭に、自然人の移動に関する小委員会を設置し、その第一回会合を2008年6月末までに開催することを決定した。これに関して、両国は、自然人の移動に関する小委員会は課長級又は適当なレベルの職員を共同議長とすることを決定した。
6.4 貿易取引文書の電子化
委員会は、協定第5章における貿易取引文書の電子化を促進することを念頭に、貿易取引文書の電子化に関する小委員会を設置し、その第一回会合を2008年9月末までに開催することを決定した。これに関して、両国は、貿易取引文書の電子化に関する小委員会は課長級又は適当なレベルの職員を共同議長とすることを決定した。
6.5 協定上の他の小委員会及び特別小委員会
委員会は、協定の様々な章における他の小委員会及び特別小委員会の設置に関する日程案やその活動内容について、合同委員会第二回会合において更に協議することを決定した。他の小委員会及び特別小委員会の設置は、協定発効後に生じ得る問題を継続的に協議することを念頭において、適切な枠組みを提供し、すべての分野における協力を促進するものとなる。
2007年11月1日 東京にて