北米

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

米国における対日世論調査(概要)

平成20年5月

1.対日信頼度(グラフ1参照(PDF)PDF

  • 対日信頼度は、一般の部で67%となったものの、有識者の部では92%で過去最高のレベルとなった。

 日本は信頼できる友邦であるとする回答率(括弧内は前回、前々回の数字)

一般人:67%(74%、69%)、 有識者:92%(注)(91%、91%)

(注):過去最高

2.アジアにおける最も重要なパートナー(グラフ2、3参照(PDF)PDF

  • 米国においてほぼ半数が、日本をアジア地域における最も重要なパートナーと見なしている。
  • 中国を選ぶ割合は、一般の部、有識者の部とも、昨年と同様であった。

 米国にとりアジア地域の中での最も重要なパートナー(グラフ2、3参照(PDF)PDF

1位:日本
一般人:43%(48%、45%)、有識者:54%(53%、47%)
2位:中国
一般人:34%(34%、33%)、有識者:38%(38%、43%)
3位:ロシア
一般人:10%(8%、13%)、有識者:5%(5%、4%)

3.日米関係

  • 日米協力関係を「極めて良好」ないし「良好」と回答する割合は、基本的に最近の高水準を維持している。

(1)日米協力関係一般を「極めて良好」ないし「良好」とする回答率(グラフ4参照(PDF)PDF

一般人:63%(67%、63%)、有識者:85%(86%、85%)

(2)将来の日米関係に対する評価(グラフ5参照(PDF)PDF

(良くなる)
一般人:46%(47%、42%)、有識者:36%(30%、42%)
(変わらない)
一般人:38%(43%、44%)、有識者:56%(58%、51%)

(3)日米関係改善のために次の方法のうちどれが最も有効と思うか。

「経済・貿易関係の改善」
一般人:36%(36%、36%)、有識者:40%(36%、44%)
「地球的規模問題への協力促進」
一般人:27%(30%、28%)、有識者:31%(29%、27%)
「政治的(安全保障)関係の強化」
一般人:20%(25%、21%)、有識者:24%(26%、20%)
「文化交流の促進」
一般人:8%(8%、12%)、有識者:4%(8%、8%)

(4)日米両国民間の相互理解度に対する評価(グラフ6参照(PDF)PDF

(良い)
一般人:38%(36%、38%)、有識者:27%(23%、25%)
(普通)
一般人:43%(49%、45%)、有識者:57%(60%、58%)

4.日米安保体制への評価

  • 日米安保体制への評価については、近年大きな変化はなく、米国民の大多数が日米安保条約の維持を支持している。

(1)日米安保条約の維持に対する評価(グラフ7参照(PDF)PDF

(維持すべき)
一般人:78%(87%、85%)、有識者:87%(88%、90%)

(2)日本及び極東の平和と安定への日米安保条約の貢献度に対する評価(グラフ8参照(PDF)PDF

(非常に又はやや貢献している)
一般人:65%(77%、71%)、有識者:82%(88%、82%)

(3)米国自身の安全保障にとっての日米安保条約の重要性に対する評価(グラフ9参照(PDF)PDF

(極めて又はある程度重要)
一般人:84%(89%、87%)、有識者:87%(88%、88%)

5.経済・貿易関係

  • 日米間の貿易不均衡の原因については、「米国産業の競争力の問題」「両国のマクロ経済上の問題」「市場アクセス等日本側の問題」の3つに意見の割合がほぼ同程度になっている。

 日米間の貿易不均衡の主要原因(グラフ10、11参照(PDF)PDF

「米国産業の競争力の問題」
一般人:30%(35%、33%)、有識者:37%(31%、32%)
「米国財政赤字、日本の内需等両国のマクロ経済上の問題」
一般人:26%(26%、30%)、有識者:31%(34%、33%)
「市場アクセス等日本側の問題」
一般人:29%(32%、29%)、有識者:30%(30%、29%)

6.日本の国際的役割に対する評価

  • 日本は経済力に見合った重要な国際的役割を果たしているかとの問いに対しては、6割以上が肯定的に回答。
  • 分野別では、昨年同様、科学技術と世界経済の分野で高い評価を得た。

(1)日本は経済力に見合った重要な国際的役割を果たしているか。(グラフ12参照(PDF)PDF

「果たしている」(有識者については「少しは果たしている」を含む)
一般人:62%(69%、68%)、有識者:66%(70%、74%)
「果たしていない」
一般人:24%(25%、25%)、有識者:31%(27%、23%)

(2)我が国は次の分野で重要な国際的役割を果たしていると思うか。(数値は「果たしている」と答えた者の割合)

「科学技術」
一般人:60%(67%、65%)、有識者:96%(96%、97%)
「世界経済」
一般人:53%(62%、58%)、有識者:96%(96%、97%)
「文化交流」
一般人:48%(58%、54%)、有識者:71%(68%、76%)
「国際政治」
一般人:38%(48%、44%)、有識者:63%(61%、71%)
「地球規模問題」
一般人:37%(40%、41%)、有識者:66%(64%、73%)
「経済援助」
一般人:29%(34%、36%)、有識者:57%(61%、70%)
「安全保障・平和維持」
一般人:29%(33%、35%)、有識者:41%(43%、45%)

(7)価値観の共有度

  • 日米は価値観を共有していると回答した割合は、英国、ドイツに次いで、高いレベルを示している。

(数値は「非常に共有」と「ある程度共有」をあわせた値。括弧内は前回、前々回の数字。なお、印は、本年から選択肢に追加。)

一般人 有識者
国名 割合 国名 割合
英国 76%(85%、77%) 英国 96%(96%、96%)
日本 73%(83%、78%) 96%(92%、94%)
73%(79%、72%) 日本 93%(94%、96%)
58%(62%、59%) 台湾 85%(83%、83%)
台湾 51%(58%、57%) 81%(74%、81%)
45% 77%
44%(52%、57%) 58%(58%、69%)
中国 42%(45%、48%) 中国 52%(45%、55%)
北朝鮮 18%(14%、20%) 北朝鮮 7%(6%、14%)

8.日本についての情報源

  • 一般の部では、「テレビ」「雑誌・書籍」「新聞」の順、有識者の部では、「新聞」「雑誌・書籍」「テレビ」の順に、日本に関する情報を得ている。

 日本についての知識及び情報はどこから得ているか。

一般人 有識者
情報源 割合 情報源 割合
テレビ 74%(80%、78%) 新聞 86%(89%、90%)
雑誌・書籍 64%(72%、67%) 雑誌・書籍 86%(83%、89%)
新聞 63%(71%、71%) テレビ 75%(72%、80%)
学校教育 52%(51%、53%) 学校教育 61%(61%、62%)
インターネット 39%(43%、38%) インターネット 58%(60%、56%)
映画 37%(40%、39%) ラジオ 46%(48%、48%)
友人・隣人 30%(29%、30%) 日本人の友人 44%(46%、52%)
日本人の友人 29%(29%、32%) 友人・隣人 39%(38%、41%)
ラジオ 26%(34%、33%) 映画 30%(32%、40%)
訪日経験 12%(12%、11%) 訪日経験 28%(24%、31%)

9.日本のイメージ(一般の部のみ)

  • 日本のイメージとして、「豊かな伝統と文化を持つ国」「経済力・技術力の高い国」「平和な国」「自然の美しい国」「成長力のある国」等に多数の肯定的回答が得られた。

(日本の特徴として当てはまると回答した割合。)

豊かな伝統と文化を持つ国  92%(95%、94%)
経済力・技術力の高い国  91%(94%、93%)
自然の美しい国  80%(78%、81%)
平和な国  77%(81%、78%)
成長力のある国  76%(78%、- )
アニメ、ファッション、料理など新しい文化を発信する国  73%(78%、- )
欧米志向の国  62%(63%、62%)
国際社会においてリーダーシップを有する国  59%(64%、- )
民主的な国  47%(51%、47%)
不可解な国  47%(48%、49%)
好戦的な国  31%(29%、34%)
警戒を要する国  31%(29%、30%)

10.日本の国連安保理常任理事国入り(有識者の部のみ)

 日本が新たに国連安保理の常任理事国となるべきだと思うか。(括弧内は前回の数字)

思う  49%(52%)
思わない  47%(42%)
わからない、どちらでもよい。  4%(6%)

Adobe Acrobat Readerダウンロード Adobe Systemsのウェブサイトより、Acrobatで作成されたPDFファイルを読むためのAcrobat Readerを無料でダウンロードすることができます。左記ボタンをクリックして、Adobe Systemsのウェブサイトからご使用のコンピュータのOS用のソフトウェアを入手してください。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る