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日英首脳会談について(概要)

平成23年9月23日

  • (写真)キャメロン英国首相と握手する野田総理大臣
    (写真提供:内閣広報室)

 9月22日(木曜日),国連総会出席のためニューヨークを訪問中の野田総理大臣は,現地時間11時30分(日本時間23日(金曜日)0時30分頃)から約30分間,キャメロン英国首相(Rt Hon David Cameron MP)との間で初めての日英首脳会談を行ったところ,概要以下のとおり。

  1. 冒頭,キャメロン首相から野田総理就任に対する祝辞が示され,震災および福島の原発事故,さらには最近の台風の被害に対してお見舞いが述べられるとともに,日本人の強靭な精神力と冷静な対応に対する敬意が示された。これに対し,野田総理より,最初の外国訪問でお会いできたことは嬉しい,震災に際する英国の支援に感謝する,特に英国の科学的根拠に基づいた対応に感謝する旨述べた。
  2. キャメロン首相より以下の二点が述べられた。
    1. (1)英国は日EU・EPAを最も強く支持しており,英国進出日系企業の貢献も高く評価している。ただ,他の欧州諸国を説得するためにも,日本側のさらなる取組への期待が示された。
    2. (2)また,日本の次期戦闘機としてユーロファイターの推奨がなされた。
  3. これに対し,野田総理より,日EU・EPA支持への感謝を述べるとともに,日本の課題については自分(野田総理)が指導力を発揮していくので,英国による他国への働き掛けを引き続き要請した。また,ユーロファイターについては,透明なプロセスに従って公正・厳正に選定がなされる旨答えた。
  4. 来たるG20カンヌ・サミットについて,キャメロン首相より見解を求められたのに対し,野田総理より,ユーロ圏の中で債務問題に対してコンセンサスを早急に形成し実行していく重要性を指摘しつつ,日本としては復興を最優先としつつも,グローバルな課題について日本としても必要な貢献を行っていく旨述べた。
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