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日・ツバル首脳会談

2009年5月22日

 22日、麻生総理は北海道トマムにおいて、第5回太平洋・島サミット(以下、島サミット)に出席のため訪日中のイエレミア・ツバル首相と午後3時42分より約10分間、日・ツバル首脳会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1.二国間関係(含環境・気候変動問題)

(1)麻生総理より、今回の島サミットでは、ツバルに関係の深い環境・気候変動が主な議題になるが、島サミットの成功のため貴首相の協力をお願いしたい旨発言した。これに対し、イエレミア首相より、多忙ななかでお会い頂いた事に感謝する旨述べた上で、気候変動問題はツバルにとっては最優先の事項であるので、島サミットで第一優先議題として取り上げて頂いたことに感謝する旨述べた。

(2)これを受け、麻生総理より、ツバルは海面上昇により大きな影響を受ける国であるが、今回の島サミットでは、太平洋環境共同体の構想の下で本件を十分協議をしたいと述べた上で、年末にはコペンハーゲンで、COP15が開催されるが、米中を含むすべての主要排出国が責任ある形で参加し、公平で実効的枠組みが合意されることが不可欠と考えており、引き続き協力をお願いしたい旨述べた。

2.経済協力

(1)麻生総理より、今回の島サミットでは太平洋環境共同体構想の実現に向けた取り組みの一環として、太平洋諸島フォーラム(PIF)を通じた支援の下で、太平洋諸国が抱える諸問題の解決に一層協力していくことを決定し、これを今次公表する。この支援を通じて、ツバルには、「淡水化装置」や「太陽光発電システム」を設置することを検討したい旨説明した。

(2)麻生総理より発言を促され、イエレミア首相より、ツバルで唯一の中等教育機関であるモトフォウア中・高等学校の施設の改善について、支援要請がなされた。これに対して、麻生総理より本件については更なる調査の必要はあるが、前向きに検討したい旨回答した。

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