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ニャシンべ・トーゴ共和国大統領の来日(結果概要)
平成23年6月23日
6月7日から6月12日,フォール・エソジンナ・ニャシンべ・トーゴ共和国大統領が,来日したところ,概要は以下のとおりです。
1.概要
- 6月7日(火曜日)
- 羽田着
- 8日(水曜日)
- ビジネス界との朝食会
- 福島県双葉町民避難所慰問(於:埼玉県加須(かぞ)市旧騎西高校)
- 9日(木曜日)
- 陛下御会見
- 林JETRO理事長,渡邊JBIC・CEO,緒方JICA理事長,日本経団連による表敬
- 首脳会談
- 松本外務大臣主催夕食会(冒頭,債務救済に関するE/N署名式)
- 10日(金曜日)
- 在京アフリカ外交団主催朝食会
- パナソニックセンター視察
- 議員有志主催昼食会
- 日本企業による表敬
- 11日(土曜日)
- 東日本大震災被災地視察(於:宮城県亘理(わたり)郡亘理町)
- 12日(日曜日)
- 羽田発
2 菅総理大臣との会談
- (1)菅総理大臣は,東日本大震災に際してのトーゴからの20万米ドルの義援金などの温かいお見舞いに謝意を表するとともに,大統領の訪日を契機に二国間関係を一層強化していきたい旨を伝達。
さらに,我が国はTICAD IVの公約を誠実に実現していく決意であり,トーゴへの協力も今後とも積極的に進めていきたい旨を説明。
- (2)ニャシンベ大統領より,東日本大震災について弔意を述べるとともに,日本の対トーゴ支援に深甚なる謝意を表明。
- (3)両首脳は,国連安保理改革等の国際的な諸課題についても,引き続き協力していくことで一致。
3 松本外務大臣主催夕食会
- (1)夕食会では,松本大臣から,東日本大震災に際してのトーゴからの20万米ドルの義援金など温かいお見舞いに謝意を表明。
さらに,トーゴの経済成長,貧困削減のために,教育及び水・衛生分野等基礎生活分野を中心として,今後とも積極的に協力を進めていきたい旨を伝達。
- (2)ニャシンベ大統領より,東日本大震災について弔意を述べるとともに,債務救済措置をはじめとする日本のトーゴに対する支援及びTICADを通じたアフリカ全体への支援に対する高い評価と謝意を表明。
- (3)松本大臣及びニャシンベ大統領は,国連安保理改革や気候変動問題といった諸課題への対応に際しても,引き続き協力していくことで一致。
4 東日本大震災関連
- (1)6月8日,ニャシンベ大統領一行は,埼玉県加須市の避難所を慰問。ニャシンべ大統領より,避難されている方々に対し,トーゴと日本の友好を示すプリントがされたTシャツが贈呈された後,日本赤十字社に対し20万米ドルの義援金を寄付。
- (2)6月11日,ニャシンべ大統領一行は,宮城県亘理郡亘理町荒浜地区(漁港)及び吉田地区(苺の栽培地区)を訪問。荒浜地区では,地震が発生した14時46分に,齋藤町長と共に1分間の黙祷を実施。
5 その他
議員有志主催昼食会への出席
ニャシンべ大統領は,議員有志主催昼食会に出席し,日本のアフリカ支援に対し謝意を表明するとともに,意見交換を行った。(議連側より,増子輝彦民主党参議院議員,高橋千秋外務副大臣,榛葉賀津也民主党参議院議員,斉藤鉄男公明党衆議院議員が出席。)