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日・ジンバブエ外相会談

(写真)

平成20年5月29日


 高村外務大臣は、29日11時14分より33分間、ムンベンゲグィ・ジンバブエ外相と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

  1. 冒頭、高村大臣より、ジンバブエからのTICAD IVへの参加に感謝する旨述べたところ、ムンベンゲグィ外相より、温かい歓迎に感謝する、ムガベ大統領は6月に行われる選挙の準備の都合で来ることができず残念である旨の発言があった。
  2. 高村大臣より、ジンバブエ経済・社会の混乱、人権・民主化状況の深刻化、ジンバブエと欧米をはじめとする国際社会との関係冷却化につき懸念を表明し、対話の重要性を強調した。さらに、3月の選挙結果発表後、与党による野党に対する政治圧力が強まっていることに懸念を表明した。また、6月の決選投票に向け、日本としても選挙監視団を派遣したい旨表明し、受け入れにつき前向きな検討を求めた。
  3. ムンベンゲグィ外相より、ジンバブエは一貫して人権、民主主義といった価値を尊重してきており、与党からの野党への圧力については、欧米諸国による根拠のない批判であるとの説明があった。さらに、紛争解決には対話が重要であり、欧米諸国がジンバブエとの対話に応じるよう日本も協力して欲しい旨の要請があった。
  4. 高村大臣より、公正かつ民主的な選挙が行われること、また、それを国際社会に認識させることが重要である旨述べ、ジンバブエの一層の努力を求めたところ、ムンベンゲグィ外相より、6月の選挙が自由かつ公正に行われることを保証する旨の説明があった。
  5. 安保理改革に関し、高村外相より、政府間交渉へのジンバブエをはじめとするアフリカ諸国の積極的な参加を要請したところ、ムンベンゲグィ外相は、今日までの日本による国際社会での貢献の重要性に鑑み、日本の立場を基本的に支持する旨述べた。
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