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世界銀行総裁の高村外務大臣表敬
平成20年5月29日
- 5月29日（木曜日）、15時10分から約30分間、インターコンチネンタル・ホテルにおいて、高村外務大臣はゼーリック世界銀行総裁の表敬を受けた。
- 冒頭、高村大臣より、TICAD IVの行動計画策定に際しての貢献を始め、TICAD IV開催にあたっての世銀の協力に謝意を表明した。ゼーリック総裁より、多くのアフリカ首脳の出席を含め、TICAD IVの成功に祝意を述べた上で、その成果をG8サミットにつなげていくことが重要であり、世界銀行としても協力していきたいと述べた。
- 高村大臣より、食料価格高騰問題は、アフリカの貧しい人々を直撃しており、日本と世界銀行が協力していく余地は大きい、世界銀行の知恵も借りながら、今後の対応を検討していきたいと述べた。これに対し、ゼーリック総裁より、本件については、福田総理からも書簡を頂いており、世界銀行としても日本政府と緊密に連携していきたいと述べた。
- また、ゼーリック総裁より、気候変動問題に対処するため、日米英が主導して、気候投資基金立ち上げに向けた協議を行っており、本件についてもG8サミットに向けて具体化していきたいと述べた。
- ゼーリック総裁より、日本との政策面での協力関係を更に強化すべく、今後、世界銀行と日本政府の開発関係者との間で、アフリカだけでなく他の地域の問題についても政策協議を強化していきたい旨述べ、高村大臣より賛意を表明した。