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ケマル・デルビシュ国連開発計画(UNDP)総裁の高村外務大臣表敬

平成20年5月29日
- 高村外務大臣は、5月29日午後4時25分から4時40分まで、第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)に出席しているケマル・デルビシュ国連開発計画(UNDP)総裁の表敬を受けた。
- 冒頭、デルビシュ総裁より、TICAD IVの大成功に祝意を述べたのに対し、大臣より、UNDPがTICAD IVの準備において国連諸機関の取りまとめにリーダーシップを発揮したことを高く評価した。
- また、高村大臣は、TICAD IVの機会に発表され、アフリカの気候変動対策に関する国際的パートナーシップ構築のための「日・UNDP共同枠組」は、「クールアース・パートナーシップ」の一環であり、アフリカの国々を支援するだけでなく、他ドナーや国際機関にも参加を募ることによってパートナーシップを拡大していきたい旨述べた。さらに、高村大臣より、アフリカにおける平和の定着におけるUNDPとの連携も引き続き行っていきたい旨発言した。
- デルビシュ総裁は、MDGsの中間年である本年は食糧や燃料の高騰で特に困難な時期にあるが、世界全体で協力してこの困難を乗り越える必要があるとして、G8サミット議長国の日本のリーダーシップに期待を表明した。さらに、これまでの日本のUNDPに対する支援に謝意を表明しつつ、アフリカ支援における民間投資の重要性を強調した。
(参考)ケマル・デルビシュUNDP総裁
世界銀行副総裁、トルコ共和国国務大臣(経済・財務庁担当)、トルコ大国民議会議員を経て2005年より現職。UNDP総裁としての訪日は、昨年12月に引き続き4回目。UNDP総裁は、国連において事務総長、副事務総長に次ぐポストである。UNDPは、ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた取組を推進する主導的機関であり、また、紛争後の復興支援と平和構築等において中心的役割を果している。UNDPは、我が国、国連、世銀とならぶTICAD IVの共催者。