アフリカ

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

TICAD IVロゴマーク

TICAD IV:高村大臣とボノ氏の会談

(写真)

平成20年5月29日


 29日午前、高村外務大臣とボノ氏の会談が行われたところ、概要以下のとおり。

1.TICAD IV

 冒頭、高村大臣より、ボノ氏の訪日を歓迎するとともに、TICADが単なる政府間協議の場ではなく、国際機関、NGO等の様々な主体が関与するプロセスであることを内外に示すためにも、同氏の参加が重要である旨述べた。

 これに対し、ボノ氏より、TICAD IVへの招待は名誉なことである、驚くべき規模となった今次TICAD IVは、このフォーラムがいかに重要なものであるかを示すものである旨述べた。

2.我が国の役割

 高村大臣より、アフリカ諸国のオーナーシップと国際社会のパートナーシップを強調するTICADの理念に言及したところ、ボノ氏より、東南アジアの開発援助で日本が成功したように、アフリカにおける日本のリーダーシップに期待する旨の発言があった。さらに、ボノ氏は、中国の対アフリカ支援と対比しつつ、我が国の援助が人間中心の開発に特長がある点を強調しつつ、北海道洞爺湖サミットに向けて、日本のリーダーシップに期待する旨述べた。

 また、高村大臣より、「元気なアフリカ」に向けた取り組みを進めたい、我が国として「人間の安全保障」を重視している旨述べたところ、ボノ氏より、今回の日本政府による対アフリカ政府開発援助(ODA)倍増は、厳しい財政状況の中で素晴らしい成果であること、他方で国際的比較において更なる改善の余地があること、特にマルチの支援が含まれていないため、誤解を招きうる等の指摘があった。これに対し、高村大臣よりは、我が国はアフリカに特化して対アフリカODAを2012年に倍増させることとした、今回のTICAD IVの成果を正しく評価して頂き、その周知に協力してほしい旨応答した。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る