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平成20年5月29日
29日午後、高村外務大臣とモンゲラ全アフリカ議会議長との会談が行われたところ、概要以下のとおり。
冒頭、高村大臣より、モンゲラ議長の訪日を歓迎するとともに、我が国が作成に協力したインドネシアの母子健康手帳を手渡し、母子の健康に係る我が国の取り組みを紹介した。これに対し、モンゲラ議長より、手帳の内容を検討した上で、アフリカでいかなる要素を取り入れることが可能か検討したい旨の発言があった。
高村大臣より、全アフリカ議会は、AUの活動への民主的コントロールを高める役割を担っており、紛争地域に独自の調査団を派遣するなど、その役割に注目している、TICADのフォローアップに係る全アフリカ議会の貢献に期待する旨述べた。これに対し、モンゲラ議長より、全アフリカ議会の変遷につき詳細な説明をした上で、全アフリカ議会と日本の両院とのパートナーシップの構築に期待する、横浜宣言を含むTICADの成果を実施していくにあたり、全アフリカ議会としていかなる役割を果たすことができるか検討したい旨述べた。
モンゲラ議長より、6月に控えているジンバブエ大統領選の決選投票における選挙監視団の派遣を検討している旨述べたところ、高村大臣より、アフリカを代表する同議会の選挙監視団の役割に期待する旨応答した。