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TICAD IVロゴマーク

高村外務大臣とカベルカ・アフリカ開発銀行総裁の会談

(写真)

平成20年5月28日


 高村外務大臣は、28日16時10分より約10分間、カベルカ・アフリカ開発銀行総裁と会談を行ったところ、概要以下のとおり。

  1. 冒頭、高村大臣より、TICAD IVへの参加を歓迎し、今後もアフリカ開発銀行との協力関係を継続していきたい旨述べた。
  2. カベルカ総裁より、TICAD IVの成功への祝意、前向きな横浜宣言をまとめた日本のイニシアティブに対するアフリカ全体の感謝が表明された。また、アフリカ最大の開発金融機関として重要な役割を果たしているアフリカ開発銀行において日本は主要な役割を果たしている、2005年に日本と立ち上げたEPSA(「アフリカの民間セクター開発に関する共同イニシアティブ」)は特にすばらしく、大変な成功である旨述べた。さらに主要なインフラプロジェクトに対し、JBICと協調融資を行っていること、EPSAを通じて民間の投資が増えていること、アフリカ開発基金への増資を含め、日本政府の協力に感謝したい、貧困削減に向けて今後も日本と協力していきたい旨述べた。
  3. これに対し、高村大臣より、アフリカ諸国に対する円借款の積極的な活用が求められる現状において、大規模なインフラ事業への融資を行うことが可能なアフリカ開発銀行を対アフリカ援助の重要なパートナーと考えており、今後も積極的に協力していきたい、EPSAの下、現在まで5件、約191億円の協調融資(ソブリン向け融資)を行っている、EPSAノンソブリン(民間セクター向け)事業に対するツーステップローンでは、2007年2月にアフリカ開発銀行に1億ドル(115億円)供与したところであるが、TICAD IV以降も対アフリカ支援をさらに拡大すべく、新たに約3億ドル(321億円)を供与する、今後ともアフリカ開発銀行と協力し、アフリカ諸国の民間セクター開発を支援していきたい、アフリカにおける広域道路網の整備については、アフリカ開発銀行とも協力しつつ、有望な回廊に対する協力を検討していく考えであり、今後緊密に相談し連携していきたい旨述べた。また、貴総裁は、明日の分科会のインフラ・セッションでモデレーター及びリードオフを務められると聞いており、議論を積極的にリードしていただけることを期待する旨述べた。
  4. カベルカ総裁より、3億ドルの追加支援に感謝する、アフリカ開発銀行は、EPSAを通じて、日本と共通の目標を達成できるように一層努力していきたい、明日の分科会は民間セクターや他ドナーも力を入れている広域道路網の整備について有益な議論を行う機会である旨述べた。
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