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福田総理大臣とピン・アフリカ連合委員長との会談
平成20年5月30日
29日午後、福田総理とピン・アフリカ連合委員長との会談が行われたところ、概要以下のとおり。
- 冒頭、福田総理より、ピン委員長のTICADに対する貢献に対して謝意が示された。ピン委員長より、日本のアフリカ開発・支援に対し高い評価が示されると共に、15年前に見捨てられつつあったアフリカに対し、TICADを通じて手をさしのべてきた日本のイニシアチブとそれにより他の諸国がアフリカに関心を寄せるようになったことにつき、改めて謝意が述べられた。また、同委員長は国際機関をパートナーとして有していることもTICADの特長として評価した。
- 福田総理より、日本は実際の効果につながるような対アフリカ支援を重視していくこと、量的な経済膨張ではなく質的な向上を重視すること、気候変動といった新しい問題と有機的に調和した発展を目指していくことなどが強調された。
- ピン委員長より、同委員長の出身国であるガボンの国民やアフリカの人々の多くが実際に日本の援助に裨益した実感を持っていること、それは日本が国際社会でアフリカの支持を受けていることに反映されていること、AUとしても世銀やアフリカ開発銀行等と協力してアフリカ全体にインパクトを与える試みについて力を入れていきたい旨表明された。