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平成20年5月29日
29日午前、福田総理はジョナサン・ナイジェリア副大統領、メラフェ・ボツワナ副大統領の表敬を受けたところ、それぞれの概要以下のとおり。
(1)福田総理より、従来のTICADは言わば助走期間であり、いよいよアフリカの発展がスタートラインを切ることになった、アフリカがそれだけ政治的に安定してきたということである旨発言した。これに対し、ジョナサン副大統領より、ナイジェリアへの支援について心より評価する、また、我が国の今次ODA倍増について深い感銘を受けた旨述べた。
(2)ジョナサン副大統領より、ナイジェリアは1億4千万の人口を擁し、アフリカ最大の市場を有している、日本からの更なる投資を求めたい旨述べた。これに対し、福田総理より、企業投資のためにもさらなる治安の改善を求めた。
(1)冒頭、総理より、メラフェ副大統領の5回目の訪日を歓迎する、安定した国との協力関係を強化したいとの考えに基づき、アフリカの良きガバナンスの模範例であるボツワナに本年1月1日に日本大使館を開館した旨述べたところ、メラフェ副大統領より、大統領が就任したばかりで国内用務の関係上訪日ができなかったことに関するお詫びを述べ、大使館の設置については、ボツワナ経済の活性化にとっても刺激を与えるものであり感謝する、また特に民間出身の松山大使を任命頂いたことも感謝している旨の発言があった。
(2)続いて、メラフェ副大統領より、長年にわたる日本の開発援助、債権放棄、円借款、譲与的借款に加え、特に青年海外協力隊の貢献に対して謝意が表明された。また、ボツワナは中進国であるが、未だ電力整備が不十分であること等から、日本からの協力を検討して欲しい旨の要請があった。さらに、福田総理のクールアース・パートナーシップについて賞賛の意が述べられた。
(3)安保理常任理事国について、メラフェ大統領より、ボツワナが引き続き日本を支持することを再確認する旨述べた。