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アフリカの発展に関する日本・アフリカ・ジャーナリスト会議
報告

報告書(日本語版(PDF)PDF英語版(PDF)PDF

平成20年4月

 第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)及び北海道洞爺湖サミットの事前イベントとして、アフリカと日本のジャーナリストが、アフリカの発展について議論する公開シンポジウム『アフリカの発展に関する日本・アフリカ・ジャーナリスト会議』が、3月4日(火曜日)午後、千代田放送会館にて於いて開催された(後援:日本放送協会(NHK)、朝日新聞社、国際協力機構(JICA))。

 シンポジウムには、多様な立場の方々約200名が参加し大盛況となった。参加者の内訳は、国内外ジャーナリスト(49名)、在京外交団(41名)、民間(28名)、援助関係者(22名)、研究者(19名)、アフリカ関連団体(14名)、国会議員(6名)であった。また、13社20名の国内メデイアが取材を行った。

 シンポジウムは、河野雅治外務審議官の基調講演に引き続き、道傳愛子NHK解説委員のモデレーターによりパネルディスカッションが行われた。パネリストとして、タンザニア、セネガル、ザンビアといったアフリカ各地の主要記者が来日し、日本からはアフリカ報道に経験豊かな記者が参加、各々の報道記事や経験をもとに、アフリカ開発に対する考え方や提言が発表された。第2セッションには、民間企業、援助機関、政府という立場からアフリカ開発の専門家が加わり、議論が深められた。

 なお、会議の模様は、例えば、3月29日(土曜日)17時~17時55分に、NHK(衛星第2テレビ)「BSフォーラム-国際シンポジウム アフリカの発展をどう支援するか-」で放送されるなど、国内外のテレビ及び新聞等で報道された。また、現在以下のメデイアで視聴可能である(4月25日現在)。

政府広報インターネットTV(3チャンネル:G8北海道洞爺湖サミット)
Supporting African Development - A Report from the Japan-Africa Journalists Symposium - 」(約5分)
  http://nettv.gov-online.go.jp/eng/channel.html?c=03 他のサイトヘ

朝日新聞インターネット版(国際面、モザイクアフリカ)
「アフリカはどう報じるべきか」
  http://www.asahi.com/international/africa/mosaic/TKY200804160192.html 他のサイトヘ

会議の概要

基調講演

講演者:河野雅治 外務審議官

主な内容:日本とアフリカのつながり、日本政府のアフリカ外交に関する方針などについて、 個人的な経験も交えて話した。

パネルディスカッション

モデレーター:
 日本放送協会(NHK) 道傳愛子解説委員

パネリスト:
 ザンビア国営放送 編集デスク ローズ・チャンプカ 氏
 タンザニアマジラ紙 編集長 ジョセフ・クベベカ・クラングワ 氏
 セネガル 元 ル・ソレイユ紙 編集長 ママドゥ・カセ 氏
 日本 元 朝日新聞 編集委員 松本仁一氏

リソースパーソン:
 三菱商事 宮司正毅顧問
 国際協力機構(JICA) 黒川恒男アフリカ部長
 外務省 木寺昌人アフリカ審議官

第1セッション

 パネリストが、アフリカ開発に関するそれぞれの報道(新聞記事又はテレビニュース映像)を紹介し、それを通じて、アフリカ開発に何が重要と考えるか、メディアの役割は何かについて冒頭発表し、それらをもとに、「元気なアフリカ」を実現するためにどのような取り組みが重要かについて議論した。経済発展及び社会開発(特に農村開発及び女性による収入創出活動)の両側面の重要性、アフリカ内の地域統合の重要性が指摘された。

第2セッション

 民間、援助機関及び外務省の立場から、アフリカの開発に関するそれぞれの見解や経験が発表され、アフリカ開発に関して、民間投資やインフラ整備、民主化や平和の定着、人的資源開発の重要性が強調された。日本の援助理念でもあるオーナーシップの重要性が再認識され、問題意識を啓発し、援助の透明性を確保する観点においても、メディアが果たすべき役割が指摘された。

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