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日・タジキスタン首脳会談(概要)

平成22年9月22日

 9月22日(水曜日),午後6時40分(ニューヨーク時間)から約30分間,国連総会出席のためニューヨーク訪問中の菅総理大臣は,ラフモン・タジキスタン大統領と会談を行いました。概要は以下のとおりです。

1.二国間関係全般

  • (1)冒頭,菅総理より,最近タジキスタン国内で国防軍の兵士が襲撃により多数犠牲になったことに触れ,心からのお悔やみを述べました。また,ユーラシア大陸の中心に位置し,アフガニスタンの隣国であるタジキスタンの安定と繁栄は,国際社会全体にとって重要であり,このような観点から,本年2月にドゥシャンベにて麻薬対策を目的とするアフガニスタン警察官の訓練を実施したことと,先月,タジキスタン南部のアフガニスタンとの国境付近における地雷除去活動を支援するため,約72万ドルを供与した旨述べました。
  • (2)ラフモン大統領は,これに対し謝意を述べるとともに,両国関係はダイナミックに発展しており満足しているとした上で,社会・民生分野や道路などの輸送インフラ分野における,日本からのこれまでの経済協力に対して大変感謝している旨述べました。
  • (3)また,両首脳は,アフガニスタン支援についても様々な意見交換を行い,アフガニスタンの安定は,同地域のみならず,中央アジアや日本を含めた世界全体にとって重要な課題であることで一致しました。

2.「中央アジア+日本」対話の枠組における協力

 菅総理より,先月開催された「中央アジア+日本」対話第3回外相会合ではザリフィ外相の参加を得て,有意義な意見交換が行われ,タジキスタンの協力に感謝を表しました。これに対し,ラフモン大統領は,「中央アジア+日本」のイニシアチブは素晴らしく,日本政府の中央アジアに対する様々な努力に感謝する旨述べました。

3.その他

 最後にラフモン大統領より,菅総理をタジキスタンに招待したい旨述べたのに対し,菅総理より,今後機会があれば訪問したい旨述べました。

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