アフリカ

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ソマリアに関するミニ・サミット(概要)

平成24年9月26日

  1. 26日(米国東部時間),ニューヨーク・国連本部で潘基文国連事務総長主催のソマリアに関するミニ・サミットが開催され,我が国から玄葉外務大臣が出席した。
  2. 今回の会合は,ソマリアにおける暫定統治期間終了後,初めて開催されるソマリアに関するハイレベルの国際会議であり,国連を含む計36カ国・機関が参加し,新たに樹立される政府を国際社会としてエンドースするとともに,ソマリアと右を支援する国際社会との間で,ソマリアの国造り及び平和と安定化に向けた優先事項や国際社会による支援のあり方について議論された。
  3. 玄葉外務大臣は,演説の中で,ソマリア情勢の前進を歓迎し,我が国がこれまで実施してきた対ソマリア支援に言及しつつ,今後ともソマリアの国造りについては,引き続き積極的に議論に参加し,必要な支援を実施していく旨表明した。また,明年6月に我が国が開催する第5回東京アフリカ開発会議(TICADV)の重要テーマとなりうる「平和と安定」分野において,ソマリアについてもしっかりと議論する予定である旨表明した。

(参考)ソマリアは,1991年以降,全土を統一的に支配する政府が存在しない状況にあったが,本年8月20日に2005年に成立した暫定連邦「政府」(TFG)の暫定統治期間が終了し,9月10日に新連邦議会議員により新大統領が選出され,過去21年間で初めて統一政府が樹立される運びとなった。