アフリカ

世界地図 アジア | 北米 | 中南米 | 欧州(NIS諸国を含む) | 大洋州 | 中東 | アフリカ

国連事務総長主催ソマリア・ハイレベル会合の開催について

平成23年9月23日

 9月23日(金曜日)午後3時(現地時間)から,ニューヨークの国連本部において,対ソマリア支援における国際社会の連係強化等を目的として,潘基文国連事務総長主催によるソマリア・ハイレベル会合が開催され,我が国から玄葉光一郎外務大臣の代理として草賀アフリカ審議官が出席したところ,概要以下のとおりです。

  1. ソマリアでは2005年に成立した暫定連邦「政府」(TFG)が,国際社会の支援の下で国家の再建に取り組んでいます。イスラム過激派勢力の抵抗により,同「政府」の支配地域は限定的でしたが,本年8月にイスラム過激派勢力のアル・シャバーブが首都モガディシュから撤退しました。今回の会合では,潘基文国連事務総長,ジャン・ピン・アフリカ連合委員長,キバキ・ケニア大統領,ンクルンジザ・ブルンジ大統領,アリ・ソマリアTFG「首相」等が演説を行い,TFGが達成すべきロードマップに言及し,右に対する国際社会の支援を呼びかけました。
  2. 我が国は,外務大臣ステートメント(和文英文)を配布し,そのなかで,ソマリアの安定は,国際社会の安全保障を脅かすテロや海賊の抜本的解決のために不可欠であり,国際社会はTFGと連携してソマリアの更なる安定化につなげていくべきである旨述べました。また,アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)の強化の重要性や,我が国がこれまで実施してきた約1億8,400万ドルの支援にも言及しつつ,我が国が今後とも国際社会と協力して,ソマリア和平プロセスの進展に向けた支援を続ける旨を表明しました。
  3. 出席した複数のアフリカ諸国の閣僚からは,国際社会によるTFG及びAMISOM支援を強化すべきとの立場が表明されました。また,クリントン米国務長官等からは,TFGの治安維持能力強化の重要性が強調されました。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る