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日・ソロモン首脳会談

2009年5月22日

 5月22日午後2時50分から、約10分間、麻生総理は、第5回太平洋・島サミットに出席のために訪日中のシクア・ソロモン諸島首相と、サミット会場の北海道トマムで会談した。概要以下の通り。

1.二国間関係

 麻生総理より、シクア首相に島サミットへの参加につき謝意を表し、このサミット成功のために、協力を要請した。また、麻生総理より、日本とソロモン諸島は漁業や経済協力を通じて極めて良好な関係にあるが、シクア首相の訪日を機に両国関係を一層強化したい旨述べた。

 これに対してシクア首相より、訪日以来の暖かい歓迎および第5回島サミットの素晴らしい準備について、麻生総理及び日本国民に対して深甚な感謝を申し上げるとの発言があった。

2.経済協力

 シクア首相より、日本は国際協力機構(JICA)等を通じてソロモンの発展を支援してくれており、特に、漁業、保健、エネルギー、教育等の分野での支援に謝意を表した。また、06年の津波及び最近の洪水の被害にに対する日本の緊急支援に深く感謝する旨述べ、日本とは、貿易投資等を通じても関係を一層強化していきたいとの発言があった。

 麻生総理から、「ホニアラ市及びアウキ市水供給改善計画」に係わる無償資金協力の実施を決定したこと及び「ギゾ病院再建計画」についても近く協力を行う予定であり、これらが、ソロモンの発展に貢献することを期待する旨発言した。これに対して、シクア首相から謝意が表明された。

3.国連安保理等

 シクア首相から、日本はアジア太平洋地域の平和と安全のために重要な貢献をしており、日本の国連安全保障理事会の常任理事国入り迄を支持している旨述べた。日本の常任理事国入りをPIF全体としても支持することを検討すべきとの考えを示した。

 これに対して、麻生総理から謝意を表しつつ我が国はソロモンをはじめとする太平洋の平和と安全に強い関心を示しており、日本として継続的な貢献を行う観点から種々検討している旨発言。

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