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日本国財務省関税局とロシア連邦税関庁との間の協力の発展の方向性に関する覚書
平成19年2月
1. 経緯等
両国税関当局による協力の強化が、日露両国間の貿易経済関係の発展を促進するとともに、麻薬、向精神薬及びそれらの前駆物質、銃器、盗難自動車の不法取引並びにその他の国境を越えた組織犯罪への対策等に関し、日露双方の税関当局間の協力が重要であるとの認識の下、日露双方の間で調整を行った結果、今般、財務省関税局とロシア連邦税関庁との間の協力の発展の方向性に関する本覚書に署名することとなった。
2.文書の主要点
（1）両税関当局は、各々の権限の範囲内において、麻薬、銃器、盗難自動車の密輸の防止に関する協力、水産物密輸防止の分野における連携強化に努力。
（2）両税関当局は、情報交換、幹部レベルの定期会合、地方支分部局同士の会合、専門家の交流等を通じ、協力を発展させる。
（3）両税関当局は、国際機関等の枠組みにおいて、税関分野における協力を発展させる。
（4）両税関当局は、日本とロシアとの間の税関相互支援協定の準備のための作業を加速する。
（5）両税関当局は、各々の権限の範囲内において、核及び放射性物質、並びにその他の特に危険な物資の不法取引対策に係る協力を行う。
3.署名者：
青山財務省関税局長
ベリヤニノフ連邦税関庁長官