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平成21年5月23日
燃料電池ハイブリッドバス
(写真提供:内閣広報室)
5月23日午前9時半から約2時間にわたり、第5回太平洋・島サミットにおける夫人プログラム2日目の行事が2部構成で行われ、昨日同様、麻生千賀子日本国総理大臣夫人、高橋はるみ北海道知事、PIF首脳夫人9名などが参加した。
第1部では、トマムリゾート内VIZスパハウス(波の出るプール)波打ち際で北海道鵡川町の鵡川アイヌ文化伝承保存会によるアイヌ舞踊体験が行われた。
ムックリ(アイヌの楽器)の音色で出迎えられた夫人たちは、複数のアイヌ舞踊(ウポポ(座り歌)、フッサヘロ(お祓いの踊り)、ハララキ(鶴の舞))及びムックリの演奏を鑑賞した後、アイヌのハッピを羽織り、保存会の皆さんと輪踊り(ホリッパ)を踊った。夫人たちは、裸足になって輪に加わるなど楽しい表情でそれぞれの国の踊りを思い浮かべながらアイヌの方々と心を一つにして踊っている様子であった。
第2部では、ガレリア・ノース展望レストランにて‘星のや軽井沢’西尾総料理長による寿司デモンストレーション、巻き寿司体験などが行われた。寿司デモンストレーションでは、北海道の海産品をネタに使った色鮮やかなにぎりの技、マグロを切る包丁さばきや、太巻きの作り方が披露された。その後、各夫人は自分で好みのネタで細巻き作りに挑戦し、料理人の作った寿司とともに試食を楽しんだ。麻生総理大臣夫人から、帰国後も是非寿司作りを続けて今回の訪日を思い出して下さいと述べ、「巻き寿司」をプレゼントした。これに対し参加者からは、まさにそう思っていたところであり、大変うれしい発言があった。
第1部と第2部の会場の移動には、燃料電池ハイブリッドバスが利用された。その機会にトヨタのFC(fuel cell)開発部の責任者からのバスの特徴(CO2を排出しない、静かである、振動しないなど)の説明があり、皆さん積極的に質問もし、関心の高さを示した。
第2部の最後に、太平洋諸島フォーラム議長、ニウエのタランギ首相夫人より、麻生総理大臣夫人、高橋北海道知事に対し、日本国及び北海道の歓待に対する謝意が表明され、遠く離れた国の者の間で心が通うような充実した素晴らしいプログラムのおかげで、今回の訪日がいつまでも心に残る思い出深いものになったとの発言があった。