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平成17年度 日本・PIF未来創造高校生交流
派遣高校生感想
- ホームステイをして気がついたこと、考えたこと、感想等を書いてください。
- 家に入るとき履物を脱ぐのは日本だけかと思っていたがミクロネシアでも脱ぐ習慣があるのには驚いた。ホテルではヤモリがたくさんいたが、ステイ先ではあまり見かけなかった。しかし小さな蟻がたくさんいて嫌だった。犬にも名前が付いていたが扱いが良くなく、日本の可愛がられている犬は幸せだと思った。ステイ先の人はもちろん、ポンペイの人がみないつも笑顔で接してくれたのでとても安心できた。ポンペイの生活は日本と違う所が多いし、私たちがポンペイで感じた驚きや感動をミクロネシアの高校生も日本で味わうと思うがどんなことに感動し、どんな所に驚くのか楽しみだ。
- 私はホームステイ中の世話をお母さんでなくほとんど現地高校生とその姉妹にしてもらった。あまり年齢は変わらないのに自分の食事は自分で作り、自分の服は自分で洗濯するなど自分のことは自分でしっかりやっていた。本当にしっかりしていて感心した。今までの私の生活と比べるとポンペイの同年代の人達の生活の方がとても生き生きしていると思った。
- 第一に時間のとらえ方が違った。少し時間に遅れてもゆっくりしていた。また、いたる所に知り合いがいて挨拶していた。日本ではあまり見慣れないことだと思った。
- 初めての海外だったのですべてが新鮮だった。生活の中で一番違うと感じたのはお風呂だった。私のステイした家は胸くらいの所に蛇口が一つで出てくるのは水。バスタブが無いのはあまり気にしなかったけれど、水しか出ないのはなかなか慣れることができなかった。洗剤の香りとは思うが珍しい匂いがした。これにも慣れなかった。トイレットペーパーの向きが日本と逆だったこと等いろいろ生活の違いを感じた。家族は皆優しくて楽しかった。濃いポンペイの滞在の日々だった。
- とにかく家族がたくさんいて誰かわからない人も家にいた。会った人全員とは挨拶したが5分後には名前を忘れた。しかし皆がとても優しくしてくれて緊張していたが楽になった。とても気を使ってくれてうれしかった。教会に行ったとき信者が4輪唱で合唱し、とても綺麗だった。楽譜が無く文字だけで歌っているのには驚いた。おばあちゃんが「私はポンペイのあなたのママよ。」と言ってくれた時はとてもうれしかった。絶対また行きたい。
- 交流して気がついたこと、考えたこと、感想等を書いてください。
- 学校のカフェテリアで日本文化紹介をした時すごい歓声や拍手をしてくれうれしかった。「一緒にダンスしよう。」と誘ってもなかなか前に出てくれなかったり、恥ずかしがり屋な人が多いと思ったが、それは日本の高校生も同じだと思った。
- 皆いつでも笑っていて一緒にいて本当に楽しかった。一人でいるとすぐ話しかけたりしてくれ本当に優しいと思った。
- 日本以外の人はアメリカ人のようにすごく積極的かと思っていたので、恥ずかしがり屋なのは意外だった。
- 皆とても積極的で、書道の時は前に出てくれたり、マイムマイムの時も率先して出てきてくれた。温かさと良い雰囲気をもらった。日本語をとっている人たちとの交流は楽しかった。皆必死に日本語を話そうとしてくれてうれしかった。
- 日本に好印象を持っていた。一生懸命勉強していてくれてうれしかった。
- 今回の派遣事業全体を通じて感じたこと、考えたこと等を書いてください。また、秋予定のミクロネシアの高校生の招聘事業についても期待、要望などをお書きください。
- 本当にすばらしい事業に参加でき、とてもよい経験ができた。私は発展途上国よりはアメリカやヨーロッパに興味があり、発展途上国に行きたいと思っていたわけではなかった。しかし、今回このプログラムに応募して本当に良かったと思う。ポンペイは本当に美しい島で日本ではなかなか見たり感じたりすることができないことを体験できた。家の中をたくさんの蟻が歩いていることやトイレがとても汚いこと等日本ではあまり体験できないし体験したくないことだが、ミクロネシアの人たちにとってはそれが当たり前でむしろ毎日お湯のシャワーを浴びたり、一軒の家に何台もテレビがあるなんて考えられないことだろうと思った。ミクロネシアでの生活を体験し、私たち日本人がどれだけ恵まれているかがわかった。 しかし、家の中で蟻が行列を作っているから、家にテレビが1台しかないからミクロネシアの人々が可哀相だとは思わない。自然が豊富で自給自足でやっていける島。それを当たり前のものとして暮らしている現地の人たちは幸せだと思う。ステイ先ではテレビの前に大勢の家族が集まってテレビを見たり話をしていた。 私はその時、日本で失われつつあることがここでは失われずにあると思った。日本の生活は確かに便利で電化製品も充分にあるが、生活が便利になればなるほど他人との関わりをなくしてしまっていると思う。現地の人たちの心の広さと笑顔にはそんなところに関係があるのではないかと思った。ゴミ問題は本当に重大な問題で何とかしなければならないと思う。まずはポンペイの人たちがことの重大さに気づき、「何とかしよう」と思ってくれないといけないと思う。いくら外からがんばっても国内でがんばってもらわなければとは思うが、どうやって気づいてもらえばよいのか。何か良い案がないか考えてみたいと思う。
- 今回このような本当に素晴らしい体験をさせていただきとても感謝している。出発前やホームステイ前は慣れない環境に少し戸惑って不安で泣きそうになることが何度あった。しかし、実際ホームステイを してみるとホストファミリーは私に気を遣い優しくしてくれ本当に楽しい毎日だった。今考えると、料理も日本の料理に近いものを出してくれていたような気がする。ポンペイの同年代の人たちは自分のことは自分できちんとやっていて本当にたくましいと思った。自分の食事を自分で作っている日本の生徒はあまりいないと思う。もちろん今までの私の生活からはありえないことだった。この機会にもう少し自立し、できる限りのことは自分でやっていこうと思う。そしてポンペイの人たちのようにどんな時でも笑顔を忘れないで、もう少し心を広く、そしてゆとりをもちながら生活をしたいと思う。
- ミクロネシアで活動している日本人からたくさん話が聞けたことはすごく勉強になったし、環境他様々な問題をいろいろな話を踏まえて考えることができた。そして秋にミクロネシアの学生が来日した時には自分の考えたことを言えるようにし、この体験をもとにいろいろなこと(作文コンクール等)に挑戦したいと思う。選ばれたからにはやろう、という気持でここまでやってきたので、今までの全てを未来に生かしていきたいと思った。ミクロネシアにいた日本人は皆楽しそうで心からミクロネシアを良い方向に持っていきたいと思っているように思えた。自分もそういう人たちのような仕事や体験をしたいと思う。この事業は日本とミクロネシアの両方の問題を同時に考えることができると思う。参加できてとてもうれしい。
- 今回の派遣事業は本当にすばらしかった。新しい友達もできたし普通なら行くことのないようなミクロネシアへ行くこともできた。ホームステイでは初めて会った家族と3日間をともに過ごすことができた。現地見学ではたくさんの人と出会い、ポンペイの人々の温かさをもらった。みんなとても明るい人ばかりで不安で一杯だった私の心を和ませてくれた。一番良かった訪問先は高校で、お昼時間には日本語クラスの生徒と日本語で話した。ポンペイで日本や日本語に興味をもっている人に日本語を教えることができ、日本を世界へ広げていくことに少しは役立ったのではと思う。また一番印象にあるのはゴミ処理場だ。飛行機が捨ててあると聞いてはいたが、輪切り状態で本当に捨ててあるのには驚いた。他のゴミも悲しいほどひどい状態だった。このままなんの手も加えずに発展だけしてしまったら、本当にこの美しいポンペイがなくなってしまうと思った。日本は今、環境問題に力を入れている。10年先になってもいいからゴミの分別という考えが根付いてほしいと願っている。来日したときにはこういうことを知って国に持ち帰ってほしい。
- とてもよい経験ができたと思う。私はミクロネシアだからこそ行きたかった。困ったこともあったが現地での生活や国の状況がよくわかった。ミクロネシアの食事はとても味が濃かった。外国から物がたくさん入ってきて現地の物を食べる人が減ってきているのは体によくないと思う。自分たちの暮らしている所がどれほど自然でいい所かをもう一度考えてほしい。大人は変われないが今の子供たちの世代で少しでも変わってほしいと思う。だからそれを私たちがつなげていかなければならないと思った。10月に来日した時はポンペイの高校生にも環境や健康について考えてもらいたい。