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日・ノルウェー外相会談(概要)

平成22年9月24日

  • (写真)日・ノルウェー外相会談-1
  • (写真)日・ノルウェー外相会談-2

 9月24日(金曜日)午後13時40分(ニューヨーク時間。日本時間25日午前2時40分)より約30分間,国連総会出席のためニューヨークを訪問中の前原外務大臣は,ストーレ・ノルウェー外相と会談を行ったところ,その概要は以下のとおりです。

1.冒頭,ストーレ外相より,前原大臣の外務大臣就任に祝意を表するとともに,日本とノルウェーは,多くの分野で協力することが可能であり,緊密で友好的な関係を維持強化することを希望している旨述べました。

2.安保理改革

 ストーレ外相より,ノルウェーは国連改革の必要性を引き続き支持し,日本の常任理事国入りを支持している旨述べました。 それに対して,前原大臣より,我が国の常任理事国入りへの支持に対し謝意を表明するとともに,日本としては今期国連総会会期中に具体的結論を得るべく行動を起こす考えであること,またノルウェーなどの友好国と緊密に連携していきたい旨述べました。

3.北極評議会

 ストーレ外相より,日本とノルウェーは,世界有数の海運国であり,北極海の安全な航行を完全に支持しており,この観点で,日本の北極評議会オブザーバー参加への申請を支持している,2011年5月に次回閣僚会合が開催される予定のところ,日本にとって良い結果となることを望んでいる旨述べました。

 それに対して,前原大臣より,日本の北極評議会オブザーバー参加への支持に感謝の意を表するとともに,日本は北極地域に関する研究,観測実績を蓄積してきており,オブザーバー資格を得て,同評議会の活動に貢献し,ノルウェーと共に実りある活動を行いたい旨述べました。

4.気候変動問題

 ストーレ外相より,もう一つ別の分野で二国間協力ができる分野は気候変動であり,中でも両国は森林分野において積極的に取り組んでおり,コペンハーゲンにおいて表明された日本の森林への貢献を高く評価している旨述べました。

 それに対して,前原大臣よりCOP16に向けて両国が協力していきたい旨述べるとともに,ノルウェーの森林分野における指導的な役割を高く評価している旨述べました。

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