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第1回日朝包括並行協議
(概要)

平成18年2月

1.協議日程

協議日程
日付 内容
2月4日 午後  全体会合
2月5日 終日  拉致問題等の懸案事項に関する協議(第1回)
2月6日 終日  国交正常化交渉
2月7日 午前  核問題、ミサイル問題等の安全保障に関する協議
午後  拉致問題等の懸案事項に関する協議(第2回)
2月8日 午前  締め括り全体会合

2.協議の概要

(1)全ての協議において、「拉致、核、ミサイル等の諸懸案の解決なくして国交正常化なし」との基本方針を明確に伝達。いずれの分野においても具体的な進展なし。

(2)最優先課題の拉致問題については、(イ)生存者の帰国、(ロ)真相究明を目指した再調査の約束、(ハ)容疑者(シン・ガンス、キム・セホ、魚本公博)の引渡しを繰り返し強く要求。北朝鮮からは、具体的な進展は示されず(特定失踪者やキム・セホの調査等には応じる姿勢)。
 その一方で、横田めぐみさんのものとされる「遺骨」の返還、DNA鑑定結果の専門家による説明、脱北者支援の邦人等7名の引渡し等を提起。

(3)国交正常化交渉については、我が方より、特に、日朝平壌宣言に明記された「一括解決・経済協力方式」について北朝鮮側が正しく理解するよう働きかけたが、共通認識は得られず。日本の経済協力の方式や効果等の説明にも、先方は強い関心なし。

(4)安全保障協議については、核問題、ミサイル問題、資金洗浄等の不法活動等を我が方の懸念を伝達。北朝鮮側は、これまで公にした立場を繰り返し、具体的進展は得られず。核問題でも、我が方からの早期・無条件の六者会合への復帰を要求したが、北朝鮮は、米国の「金融制裁」解除が前提との従来の立場を主張。

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