アジア

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第6回六者会合に関する首席代表者会合(概要)

平成20年12月

1.日程

12月8日(月曜日)~11日(木曜日)

2.議題

(1)第二段階の措置の完全な実施

(2)朝鮮半島の非核化の検証

(3)北東アジアの平和及び安全に関する指針

3.議論の概要

(1)検証

 我が方が重視していた検証について、全体会合やバイ協議等において長時間にわたり意見交換。我が方は、検証を実施する段階になって混乱が生じないよう、文書の形でしっかりとした検証の具体的枠組みに合意する必要があるとの立場から、米国や韓国と緊密に連携。また、ロシアとも基本的考え方を共有。武大偉中国外交部副部長より、検証に関する議論を促進するための「たたき台」が提示されたものの、日米韓露と北朝鮮の立場の違いは埋まらず、検証の具体的な枠組みに関し合意は得られなかった。

(2)第二段階の措置

 検証に関する合意ができなかったことから、第二段階における経済・エネルギー支援の完了時期については合意せず、寧辺の核施設の無能力化及び経済・エネルギー支援の提供を並行して実施することを再確認するに留めた。また、経済・エネルギー支援については、議長声明において国際社会の参加を歓迎する旨記述。(ただし、具体的に、六者以外の特定の国による支援への参加が決定されたわけではない。)

(3)北東アジアの平和及び安全に関する指針

 北東アジアの平和及び安全に関する指針の更なる議論のため、来年2月にモスクワで北東アジアの平和及び安全のメカニズム作業部会を開催することで一致。(今次会合で指針について実質的な議論は行わず。)

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