平成24年4月21日
野田総理、ご来賓の日ミャンマー両国の皆様、日本の友人、報道関係の皆様、
先程成功裡に終了した日ミャンマー首脳会談は、28年ぶりに大統領としての日本の総理大臣による訪日招待を受けて行われたものであり、首脳会談において、私と野田総理は、日ミャンマー間の歴史的な関係のレビューを行うことができた。
首脳会談は、両国関係に新しいページを開くことができるように、政治、経済協力、人材育成支援、文化に加え、地域情勢についても意見を交換した。野田総理から、ミャンマーの国民和解、民主化、経済改革を引き続き支援していくこと、それらの支援のためにODAでの支援を行っていくこと、新規円借款に関する問題を解決したことを述べて頂いた。
ミャンマーの延滞債務について、二国間で協議を行い調整していただいたことに対し、日本の政府関係者、全ての日本国民に、ミャンマーの政府と国民を代表し感謝申し上げたい。このように延滞債務問題が解決され、(本格的な)経済協力が実現するに至ったことは、ミャンマー国民の開発及び改革の努力に非常に資するものである。
私の訪日に際し、日本政府による人材育成支援、防災に関する支援及びティラワ経済特別区の開発に関する覚書への署名が行われた。また、野田総理との間では、ミャンマーのICT及び情報通信分野並びに貿易・投資分野等への協力についても意見の一致を見た。それらも、野田総理によりミャンマーの大統領として28年ぶりに公式招待を受け、日ミャンマー関係に新しいページを開くことができたことを示すものである。
日本の国民、政治家、経済、社会、メディアの分野の方々にも日・ミャンマー二国間関係の新しいページを引き続き成功裡に開くことができるよう、ご協力をいただけるようお願いする。今般の日本への招待及び温かいおもてなしにつき、日本の政府及び国民の皆様に感謝する。ありがとうございました。